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WHAT'S THIS FOR...! / KILLING JOKE
2ndにして奇跡の名盤。
タイトなリズムが紡ぎ出すドラムリフが延々と反復される。
その上にノイジーなギターと思いつめたようなヴォーカルがのっかり、何ともいえない緊張感を生み出している。
曲のキーがどうとかテンポがどうとかじゃなくて、アルバム全編通して妙な焦燥感・性急感を感じる。
神経症一歩手前のテンションがたまらん。
'81年の作品ですが、いま聴いても過激です。
ダンサブルなリズムでも、ダウナーな雰囲気が怖いです。
不思議なセンスのアートワークも謎で良いです。
意外にちゃんとギターが目立ってて、ロックしてます。ポスト・パンク/ニュー・ウェーヴ系のバンドだったんでしたっけ?
インダストリアル系が好きな人にはおすすめできますが、メタル耳にはあまり馴染まないかも。
執拗な反復リズムの呪縛と、醒めたようで脅迫的なテンションが、夜中に聴いてると妙にホラーな感じ。
冷たい、無機質、怖いの三拍子揃ったKilling Joke。
Godfleshと同じスメルを感じる。
格好よくてパワフルな印象が強いしリズムセクションが力強くて心地よい。
とはいえ意外とポップなものを感じつつ聞いてた私はちょっとヘンなのかな?
なんかシリアスなんだけどちょっとひねくれたというかイギリス人ぽいユーモアを
あちこちに感じるんだよな〜。
ダウナーで単調な曲が全体を占める名盤。
初めて聴いたときは結構衝撃的でした。