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INTERSTELLER EXPERIENCE / ASSASSIN
コテコテの突進型スラッシュ。勢いと演奏力はなかなかのもの。
前作とあまり変わりばえはしないですが、バカという曲が入ってまして・・
ホントにバカっぽさ満点の臨場感溢れる作品です。
スラッシュ全盛期に暗躍したB級スラッシュですね。いつの間にやら消えていた。
1988年リリースの2nd。
1stに比べリフの刻み方がややベイエリアスラッシュ風になっている。
当時の西ドイツの有望株でKREATORやSODOM、DESTRUCTIONに続くかと思われたが、どーにも力量不足だった。
それでもこのアルバムに収められた"abstract war""AGD""a message to survive"といった曲はB級スラッシュの名曲と言っていい。
有名な"baka(馬鹿)"も別の意味で名曲だが、よく聴いてみるとなかなかカッコイイ。
"strange world"はCDのみのボーナストラック。
迷曲「バカ」がなければ、恐らくこのバンドとは一生巡り会うこともなかったであろう。
ハチャメチャスラッシュで、そっち系が好きな人には楽しめる内容でしょう。ギターソロはSLAYERっぽいけど、リフにはANTHRAXっぽさを感じる。ベンチャーズの「パイプライン」をカヴァーしているが、これが全く違和感なく溶け込んでいる。
まだ存命なら、次は「アホ」とか「バカッテイウヤツガバカナンジャ」等をお願いしたいもんだ。
2ndアルバム。
演奏力が上がったのかどうかはわからないが、前作よりは遥かに聴きやすい。
どこかキャッチーにも感じるリフと、ジャキジャキのクランチーなサウンドは聴いていて心地よい。
これも名盤でしょう。
なんかこのアルバムが語られるの見ると、バカって
曲名のことばっかりでウンザリ。これは80'sジャーマンスラッシュ
のまぎれもない名盤ですーん。
スラッシャーの間では、名曲“BAKA"を収録した作品として有名な、ASSASSIN、'88年発表の2ndアルバム。
普通2ndアルバムと言えば、より整合性を意識したり、メロディ重視になったりする場合が多いと思うのだが、
本作の場合には、鋭利なリフ、つんのめり気味に疾走するDs、メロディ無視の喚き型Voが一丸となって突進する
スラッシュ・サウンドに一転の曇りもない。寧ろ丸くなるどころか、デビュー作以上のスピードとアグレッションを誇る
内容に仕上がっているのではなかろうか?中学生の漫研部員が描いたようなアルバム・ジャケットはかなり惨いけどね(笑)
全体的に欧州風味の湿り気が後退、前作において終始ピロピロとバカの1つ覚えみたいに(褒め言葉)弾きまくり、
要所で印象的なハーモニー・プレイを披露していたツインGの活躍する場面が減ってしまったのは悲しいが、
代わりに体育会系的なノリが前面に押し出されていて(「ANTRAXみたい」という例えは正鵠を射ている)
縦ノリの②を筆頭に、身体に直に訴えかけて来る高速スラッシュ・チューンの数々は爽快極まりない。
勿論、ドラマチックなツインGが聴ける、緩急を活かした③ような楽曲も収録、前作が気に入ったファン(俺)も安心だ。
また、本編ラスト締める名曲“BAKA"も、タイトルばかりが一人歩きしてしまっている印象なれど、
実際、シャープな疾走感が気持ち良い、知名度に恥じない名曲なので必聴。
スッキリと垢抜け、アメリカン・スラッシュ的な雰囲気も感じられるようになった、1st同様捨て曲なしの名盤だと思う。
片方のギターが、後にSODOMに加入するマイケル・ホフマンに交代しての2nd。
全編通して、「これぞジャーマンスラッシュ!」と言える抜群の突撃感に溢れており、より一層鋭さを増したリフワークが素晴らしい。
現在AXE KILLERからの再発盤が出ていますが、早く買わないとまた入手困難になっちゃいますよ。