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THE RETURN / BATHORY
クォーソン邪悪度がピークに達してます。
1stよりはこちらをオススメ。
1st発表直後に解散したBATHORYの復活作(1985年リリース)。
過渡期ということもあり比較的淡々としている印象を受けるが、リフの一つ一つがよく練られていて1stよりも格段に進歩した名作。
ジャケットの月も神秘的かつ暗黒的で音によく合っている。
クォーソンさん一人で制作した次作『UNDER THE SIGN OF THE BLACK MARK』でBATHORYのブラックメタルは完成します。
イヌスケ 2003年11月28日(金)23時39分
1stと同じような路線。音質も悪いです(笑)
だが、その音質の悪さが逆に魅力になってる気がする…個人的な意見かも。
遅い曲も出てきて、中々味わい深い。
ついに、おぞましく禍々しい邪悪さを発揮しだした2nd。裏か表かも判別しにくいほどに速く叩きまくるスラッシュビートに、ゴォォォとしか形容しようがない音の塊と化したギターサウンド。僕はCD盤しか聴いていないのですが、これはただ音質が悪いとかそういう問題じゃないでしょ。どんな機材の使い方したらこんな音が出せるのか、未だ興味深々です。ただ速い曲だけではなく、R&R的なナンバーもところどころまぶしこまれており、この音作りでプレイされるのがまた格好いい!
歴史的に果たした役割は3rdの方が上だと分かっていても、ブラックメタルとしてのBATHORYの最高傑作は、個人的にはこのアルバムとなります。1st同様なぜか影の薄いアルバムですが、もう少し目が向けられてもいいと思います。
完璧である。
1stアルバムでは速いテンポの曲が中心であったが、所々スローな部分で攻めている。
そのスローな部分が、アルバム全体通して最も格好よい。
リフが格好よいバンドほどテンポの遅い曲の味わいが深いと思うのだが、BATHORYも例外ではない。
攻撃的な姿勢はもちろん健在。これぞ名盤。もちろん、マストだ。
友達がいなくても音楽活動は出来るんだ!と、世の引き篭もり系メタル・ミュージシャンに勇気と希望を与えた(?)
クォーソンによる「独りスラッシュ・メタル・プロジェクト」ことBATHORY、'85年発表の2ndアルバム。
(でも実際は、アルバムのレコーディングにはサポート・メンバーも参加しているらしい)
北欧暗黒メタル史に燦然と輝く・・・いや、ドス黒い影を落す名盤として知られる1st『BATHORY』は、どちらかと言えば
VENOM直系のイーヴルでサタニックなスラッシュ・メタル風味が色濃い作風だったが、この2ndでは、いよいよ前作と同等か
もしくはそれ以上に劣悪なサウンド・プロダクションの下、歪み切っていて最早何を弾いているのかすら判然としない禍々しいリフ、
取り憑かれたように疾走するリズム、凄まじい邪気を発散する絶叫Vo、耳に突き刺さる狂ったGソロetc・・・と、
「元祖ブラック・メタル・バンド」の称号に恥じぬ、邪悪な本領を発揮した内容に仕上がっている。
ここに更に「荘厳さ」が加わった傑作3rd『UNDER THE BLACK MARK』で、BATHORYのブラック・メタル路線は
一応の完成を見るわけだが、その数歩手前で荒々しい攻撃性剥き出しの本作は、こと疾走感にかけては
BATHORYの全アルバム史上でも屈指。特に、長い(長過ぎ?)イントロで焦らしに焦らしてから
疾走へと転じる①や、前作収録の名曲“WAR"を彷彿とさせるブルータリティを発散するラスト・ナンバー⑨の迫力は圧巻。
また、どんなに走りまくっても決して熱くならず、常に冷ややかなのも本作のポイントか。
「ブラック・メタル」の誕生を告げる、メタル史的にも重要な位置を占める1枚。