CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
VOL.4 / BLACK SABBATH
静と動、陰と陽、鬱と躁、緩と急、善と悪、相反する要素が精緻にも織り込まれ、重く深いリフは全てを包み込み、ここに“闇“は仰々しくも構築された。って書くとオタッキ—系の人達っぽい表現になるけど、要するに彼らの最高傑作ってこと。少なくとも巷ではそういう。ちなみに僕はオジ—時代至上主義です。
濃い1枚。個人的にお気に入りは
1,5,6,7,10です。1曲目のド頭で放心状態になれるし
SNOWBLINDっていう紛れも無い名曲があるし。
個人的にサバスで1、2を争う曲が10曲目に収録されている
「UNDER THE SUN」だ。イントロのへヴィでドロドロしたリフも最高だが
何よりも後半の儚くて美しい曲調が大好き。
それについてあまりどうこう言われてないのが個人的に淋しい。
買った初めはこのアルバムの良さが判らないかもしれない。
だが不思議と後々、初期サバスの傑作だと思う日が来る。
初期サバスの中でなら、MASTER OF REALITYとどちらが良いか、決めかねますが、
とても良いアルバムです。ライナーにも書いてありましたが、ドラムの音が
それまでより硬質になっていてCool!ペタペタしてたな、ってのはありました
からね。で、そういう点が克服されたこのアルバムは、すべての点において
文句無しです!
・・・やっぱ3rdな方が好きかな?どっちも聴いてみて下さい。
この作品、ある番組で「メンバーがレコーディングした記憶がない」と紹介されていました。
きらびやかでヘヴィでどこか物悲しい雰囲気が漂ってます。
MASTER OF REALITYも好きですが、この作品は3rdとは違った良さがあります。
まぁ、SABBATHは全作品それぞれに色がありますからね。
次の作品以降、徐々にアレンジ面で派手になっていくSABBATHですが、本作では今までの路線を引き継ぎつつも、アコースティカルな要素を用いてヘヴィさとのコントラストが強調されてメリハリのあるサウンドになっています。
私はOZZY期のSABBATHではこのアルバムが一番好きです。
夢想家・I 2003年9月16日(火)20時47分
前作が「サバスの凄み」なら
Vol.4は「サバスの深み」ですね。
みなちょん 2003年10月18日(土)9時53分
1st聞いて全然受け付けなかったサバスが、このアルバム聞いた時から好きになりました
(つってもこれしか聞いてないけど)
「WHEELS〜」の展開がかっこいいっす。全曲いい。
初めて聴いたときは音わるいな〜って思いました(笑)
このアルバムの1曲めってギターがメローでびっくりした記憶があります。
ヘビーだけじゃないサバスの息吹を感じ取れる作品。
Vol.4がこんなにランキングの下位でいいはずがない・・・。
ということで書き込みをすることにした。
このアルバム、まずなんと言ってもオリジナルの見開きがショッキングだ。
皮ジャンのポケットに手を突っ込み、
決してその指先を写真に撮らせることのなかったアイオミの
ギターを奏でるアップ写真が載せられている。
「この指先でよく・・・」そう思わずにはいられない写真だ。
ちなみに再発の日本盤は、この写真が省略されている。
サバス流様式美の完成を思わせる1、
元祖ヘッドバンキング曲、シングルヒットした2など
初期の集大成ともいえる素晴らしい内容となっている。
前作で非難の的となったアコースティックも
「ならばこれでどうだ!」というアイオミの心意気で、更なる高みへと登りつめている。
また、経験から来る人間的な深みなどは別にして
ボーカリストとしてのオジーは、この作品でひとつの頂点を迎えている。
(次のSABBATH BLOODY SABBATHあたりが最高調か)
デビュー時、現在と比較すると、明らかに音域が広い。
オジーファンにも、是非味わってほしい一枚である。
最近このアルバムに収録されてるCHANGESがオジーの娘ケリーオズボーンのアルバムに収録されていてシングルチャート全米でトップ3位になっている。凄い!今ごろになって売れるとは
オジーもディエットで歌っているのでお勧め!
1st、2ndでそのイメージ、サウンドを定着させてしまったバンドが実験的内容を持つ「MASTER OF REALITY」に続いてリリースした、
傑作アルバム。4th。
前3作以上に細かいアレンジと複雑な展開を持った曲が揃い、構成もバラエティに富んでいる。
各メンバーのプレイもそれまで以上に個性的で、ギーザー・バトラーのベースの音色の変化、
ジャズの影響も感じさせるビル・ワードの絶妙なスティックワーク、
オジー・オズボーンが歌うバラードなど中期のバンドの方向性を決定づけると同時に、その音楽性を大きく広げた作品となっている。
とにかくデカイ音で聴きたいアルバムだ。曲も1、2、3に比べるとバラエティにとんでいるしアルバム全体もまとまっている。しかし前3作に比べるとまとまり過ぎている感じがする。音質もあんまりサバス特有のトゲ無い。しかし「チェンジス」「ラグナサンライズ」などは最高だ!ラストの「アンダーザサン」で終わりの無い荒野に放り出される!
エビフライ 2004年4月14日(水)11時23分
このアルバムが一番好きです。サバスのアルバムでは一番緊張感があると思います。1st〜3RDのように吐き気は来ないものの。ジャケットアートも一番好きです。なんでこのアルバムがこの順位なんでしょう。
前作までと比べると複雑化し、バラエティに富み、次作以降の実験的拡散を予感させる。彼らの音楽的懐の深さを垣間見る。
もちろん彼ららしい「Wheels of Confusion」「Snowblind」「Cornucopia」といった曲も健在。でも、どの曲も素晴らしい。
前作「マスター・オブ・リアリティ」は徹頭徹尾「重たい」アルバムでしたが、本作はかなり楽曲にヴァラエティがあって音楽的には少し拡散傾向。
70年代前半のこの時期はオジー在籍期のブラック・サバスにとって次から次へとアイディアがあふれ出てくる「全盛期」だったんでしょうか。
オークションでこのアルバムジャケットのTシャツ手に入れました!!暗黒にあやかって日なたには干しません。
VOL.4のTシャツ。 俺も欲し〜なあ〜。
0フレット 2004年8月24日(火)23時39分
Wheels of Confusionのエロギターで最初からイク。濃い。濃厚ジュースです。
大音量で改めて聴いてみたが、やっぱり凄い!しかも普段と違いビルのDrに神経を集中
させて聴いてみた、、、、凄かった!カッコ良かった!今風に言うならば「超クール」とでも
言えば良いのかな。ZEPのサウンドの要が故ジョンボーナムだったように、サバスサウンドの
要は間違い無くビルのDrだ!「独特なテンポ」「独特な間」「独特なフィルイン」全てが
素晴らしい。
エビフライ 2004年11月22日(月)14時53分
同感ですな。
独特のサバステンポは1stから存在していた、そしてその独特な3枚のアルバムに十二分以上に対応していたビル。そしてこれまでに蓄積してきた経験と、工夫を「当たり前」
とする彼の「底力」が最も表現されたのがこのアルバムだ。どの曲も他のドラマーでは
こうはならない。特に「Wheels Of Confusion」、よくある評として「頭とお尻」のメロ
ディーが挙げられるが、これではまだIomiを軸としたサバスの数割でしかない。
あのマッタリとした特許ともいえるDrがあって、はじめてブラックサバスとして完成す
る事が出来る。 つまり、VO.4でビルはサウンド面での核になっていると言っても過言
ではないだろう。 更に言えばオリジナル期のブラックサバスというバンドにとって、
「ZEPのボンゾ」「ストーンズのチャーリー」と全く同格になったわけである。
0フレット 2004年11月22日(月)23時2分
濃いなあ。ほんとに素晴らしい。形容する言葉がない。
あえて言えば、
牛頭馬頭のうめき声のようなギター、Tony。
牛頭馬頭のおならのようなベース、Geezer。
牛頭馬頭の三本足の足音のようなドラム、Bill。
牛頭馬頭のポエムのようなヴォーカル、Ozzy。
ふざけてるなんて言わないで。最高の敬意を払っています。
ここまで徹底的にサバスなサバスはないでしょう。
ロックというジャンルも超えてしまったブラックサバスの音楽。
このアルバム以外の、まともな曲をやってるサバスももちろん好きですが。
前作と本作でHMの「神」となったBLACK SABBATH。
GUNS N' ROSESやTOOLが影響を受けたのは、たぶんこのアルバムだと思う。
破滅とか嫌悪とか暗い歌詞なのにメロは美しく明るい。
その極地にあると思われる「SNOWBLIND」はたぶんSABBATHの最高傑作。
うわべだけHMの教典の「PARANOID」や「HEAVEN AND HELL」と違い、真の教典である。
OZZYの初期2作とPRIESTの「背徳の掟」とこのアルバムは、どんよりさではずば抜けている。
実に素晴らしい。
私もこのアルバムが前期では一番好きですね。
サバス全キャリア眺めると、他にも「Heaven And Hell」「Born Again」「Tyr」など
好きなアルバムはありますが、オリジナルはやはりこれ。
それまで重暗い一直線だった彼らが、バラエティと表現力を磨いた結果、
本来の重暗さが失われることなく、当時の新境地なキレイな曲とのコントラストで、
より強調されるようになりました。
通算4作目のこの作品もSABBATHを代表する作品の一つですね。
前作、前々作でその独特の地位を築き上げたSABBATHをさらに上へ押し上げた名作です。
重く図太なリフは健在しつつ、その中に美しいメロディラインが描かれているのも特徴です。
曲事態もバラエティに富んでおり、聴き易い内容になっています。
前作同様、こちらを最高傑作とするファンも多いので聴いてみてください。
改めて聴いてみたが、あまりの素晴らしさに開いた口が塞がらなかった。
普通の人間ではこんなアルバムは絶対に造れないと思う。全てのパートが「神技」だ。
この「Vol4」はビートルズの「サージェント」クリムゾンの「クリムゾンキングの宮殿」
ピンクフロイドの「狂気」等をも超えている。オジーの声も素晴らし過ぎる。
サバスの4神達よ、こんな素晴らしいアルバムを造ってくれて本当に有難うございました。
ビル様、体には気を付けて長生きして下さい。ボンゾ、コージーみたいに死なないでね!
「スーパーナウト」のハイトーンオジーのVoで、最高の気分です。何時聴いてもこの曲の
ドラム(バスドラ)は驚異です。
「HEAVEN AND HELL」がダントツ一位というのが、このサイトの傾向をよく表している(笑)
この作品も良いですよー。
今じゃ考えすぎて迷って選べないけれど、ちょっと前まではこれが文句なく一番好きでした。
大貫憲章氏によるライナーが異様なほど熱くて、それに影響されてか、買ったばっかの頃なんか腕組みしながら真剣になって聴いてましたよ。
「SNOWBLIND」と「UNDER THE SUN」がとにかく良い。後者は意外にもマイナーなんですよね。これ以上ないってゆーくらい、SABBATHってバンドを端的に表している名曲なのに。
前作や前々作の名作もあるが、この4thも全米、全英で成功を収めた初期サバスを
代表する一作。
結果的にこれは、これまでサバスが行った業が「初期サバスの集大成」として
到達した一枚だと言える。
この頃からアルコール、麻薬、といった問題でメンバーの状態は決して良くはなかった。が、それとは別に見事な傑作を作り出したのは実証されている。
「Snowblind」などで聴くサバスは圧巻の一言。
とても陰鬱な雰囲気を醸し出している、まさにサバスという
べきアルバム。深くそれでいて濃い、オジーのボーカルもアブラ
が乗りきってていい感じです。
あまりオジー期の作品の中では思い入れがなかったりする。
が、やっぱり聴き返してみると全曲覚えてたりする。
これもやはり外せない。
後々のオジーソロ作での作風(バラード的)が見える名盤である。やっぱり「チェンジズ」であろう。ラリっていることはサビまでで確実に分かるが聴かせるサバスもやはり良い。彼らは暗黒美を作り出していたのだから。
4thアルバム
良い点
・陰鬱で暗い、これこそサバスだと言わんばかりの雰囲気をかもし出している
・オジーのボーカルがかなりきてる
・楽曲も何もかもが濃い
悪い点
・メタル初心者の大多数は最初これを聞くと毛嫌いする(段階をふんで聞かせると気に入る)
・オジーのボーカルが好き嫌い分かれる
・いいアルバムなのになぜか地味
このアルバムを持ってサバスは「ブラックサバス」というジャンルを打ち立てたのだと思う。
他のどのバンドも太刀打ちできない。
唯一無二とはこのことか。
初期の作品としては最も聴き易く、多くの人に薦められるアルバムだと思います。個人的にはチェンジス、ラグナサンライズ、スーパー・ナットが好きです。
メロディックになり曲想に幅がててきた4th。
1st〜3rdで後世にまで残る名リフを多数製造。今回は曲メロを若干重視した路線かなぁ♪
けどやっぱこの作品も名リフはオンパレード状態。アイオミはリフメイクがホンマに上手い。
曲もメロディックで良いものばかりやし。。。サバスはどの時期にも好きな作品がありますが
オリジナルサバスでの初期4枚には今でも別格のSomethingを感じます♪♪
1972年リリースの4th。
やや重苦しさが後退したが、全体の出来と曲のバランスは良い。
ジャケは本作が一番かっこいい。
SLEEPも『VOL2』でパクっていた。
イヌスケ 2005年12月26日(月)23時48分
一番好きなアルバムではないがサバスの懐の深さを感じさせてくれる一枚。
確かに全体的に地味なかんじだけど楽曲も良く、そして濃く
以前の彼らの作品よりも美しく、そして儚い雰囲気が漂っている。
個人的に前3作に比べヘヴィさは薄れたがメロディアスになったと思う。
しかしトニーアイオミが生み出すイカしたギターリフや中毒性は相変わらずですな。
これも名盤には違いない。
やはりサバスの曲にはオジーさんの声質、歌いまわしがピッタリですね。先輩方が書かれているようにアルバムの内容も素晴らし仕上がりです。特にオジーさんのボーカルが今まで以上に大変よく、曲にあった歌い方をして彼独自の世界を形成しています。聴けば聴くほど凄みが出てくるアルバムです。 このvo4で特に気になる物が有ります。4曲目にクレジットされている曲て言うか音なんですが、このFXを収録した経緯を知りたくて非常に気になります。これを聴くたびにいつたいなんなんだろうと思ってしまい不思議な感覚になります。
メロディの良さなら初期サバスで一番のアルバム。
アイオミ先生は凄い。
世界観でまくりの名盤!
凄い色んな世界があって良い。
ドラッグ常習がいちばん酷かったころのアルバム?でしたっけ?
それでSnowblindやFXというのは泣けます。
ていうか、誰がなんと言おうと全て良い。1〜4作目までの彼らはやっぱ神。
ベースケ 2007年12月21日(金)10時22分
前作「MASTER OF REALITY」でスタイルを完成させたサバス。
己を確立した次の一手として、音楽的な実験を開始したのが「VOLUME 4」だ。
最も顕著な試みがキーボードの導入。
メロトロンで泣きまくるWheels Of Confusion、ピアノバラードのChangesでは楽曲の要となっているし、今までと同じスタイルのSnowblindですら装飾に使用されている。
後々ゲストや常勤サポートのキーボーディストを加えていくことになるサバスにとって、これは一大転機だ。
「4ピースバンド」の殻を破った瞬間でもあり、新たな楽器、新たな人材を登用するバンドへと変化した刹那なのだから。
バンドの本質が変わった「第2のデビュー作」と言っていいだろう。
かつては「VOLUME 4」が最高傑作と呼ばれていたが、現在では「PARANOID」「MASTER OF REALITY」にその地位を代わられたようだ。
これは妥当な結果だ。
ブレイクした勢いに乗っているとは言え、スタジオを転々としたために音質がバラバラだし、サウンドに重さがない。
実験を始めたばかりの拙さも要所に現れており、アレンジに気を取られたのか肝心要の曲が今一歩だ。
さらにはアルバムの流れもぎこちない。
曲の良さでは「PARANOID」に及ばず、スタイルと流れを磨き上げた「MASTER OF REALITY」に及ばず、加えて原石の輝きを魅せる「BLACK SABBATH」にも及ばない。
十二分以上の傑作ではあっても最高ではないのだ。
だが、だからこそ本作を愛してしまう自分がいる。
サバスの歴史、変遷、当時の状況を知っていくほどに味わい深いアルバムだ。
70年代後期の混迷したサバス、80年代以降の様式美サバス、そしてオジーのソロ、それらすべての第一歩はここにあるのだ。
ファーストから本作までがとくにサバスの独自性を表してると思う。彼らの作品はほとんど全部好きだけど。
それまでの作品と比べると多少地味に感じますが、これもなかなか完成度が高いアルバムですね。
ヴァラエティも豊かだし、親しみやすいと思います。
アイオミ先生のギタープレイが冴えわたってます!
前三作に比べると多少は明るくなったものの、いかす展開の曲多し。
名盤!
1974年に中学生だった自分は、子供が触れてはいけないものに接してしまった火遊び
感覚に陥った。
無論ブリティッシュ全盛時代だっただけにZEPやPURPLE、HEEP、プログレ系にも
熱中していたが、このアルバムだけは真に隠れた宝物であり、今でもあの当時の感覚が
よみがえる。
MASTER OF REALITYと並ぶこのバンドの真骨頂でしょう。DIO以降のサバスも嫌い
ではないけれど現代のDEATH、BLACK、GOTHICメタル等に与えた影響のでかさはこの時期
のサバス抜きでは有り得ないし、真に孤高の頂に達していた。
これ以降、やりすぎちゃった為に低迷してしまったけれどここまでは本当にバンドに
マジックが存在していたんだよね。
パラノイドみたいな分かりやすい曲がないので、地味に感じるかもしれないが、アルバムトータルで見れば最高傑作と言えるほどの完成度だ。
オジーの声もこの頃は表情豊かで、今ののっぺりした声とは大違い。
30年前にこんなアルバムを作っていたのだから驚き。
★★★★☆
アナログ英国初回原盤で聴いておくれ。底なし沼の感じが堪能できます。