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TURN LOOSE THE SWANS / MY DYING BRIDE
ドゥーム色の濃厚なゴシックでトコトン暗く、だるーい。
MY DYING BRIDEの全作品中、このアルバムが最もインパクトがあり傑作だと思う。
黒と白を基調とした冷たい雰囲気漂うジャケと水の滴るようなバンドロゴがこのダークな世界観にベストマッチ、作品全体の存在感を引き立ててます。
楽曲の基本はスローだが、起伏に富んでおりドラマティック。後期作にある弾けんばかりの臨場感というのがあまり感じられないが、むしろそれは鬱蒼とした孤独感を掻き立てて良い。
ギターハーモニクスが非常に効果的で、濃厚な翳りの中に一寸の光が差すような神秘的な雰囲気を宿している。
ゴシック・ドゥーム作品では特に押さえておきたい名盤だと思う。
ともかく暗い!!
とてもヘヴィローテできません。怖いです。
だがしかし、妙に妖しげなメロディーと遅さは特筆もの。
これ聴いた後は異様に気が滅入っちゃうので、TERRA NOVAとかFAIR WARNING聴いて元気出します。
真性ゴシックメタルの名盤。
内容については各人聴いて判断してほしい。
とにかく圧倒的な絶望感。ヘヴィなだけじゃなく、そこに流れる恐ろしい程のメロディは悲しいどころの話ではなく、生きる希望も無くしてしまう。
別に人生にそんなに絶望しているわけではないが、酒飲みながら聴いていると「死んでもいいかな?」なんて思ってしまう自分が怖い。SENTENSEDの比じゃない。
Black Godなんて聴いていると自然にこの世からフェードアウトしてしまいそうだ。
こういう曲(アルバム)を書ける彼らは普通の神経じゃない。
超ヤバイ自殺幇助アルバム。
最高傑作
暗いです。
自殺系ゴシックドゥーム。
この暗さは半端ないです。が、ハマると抜け出せなくなる音。
聴く度に気持ちよくトリップ出来るようになってくるから恐ろしい(笑)
神秘的というか、個性的なこのメロディは良いぞ。
聴き込み中だけど、これは凄いアルバムかも。(91)
93年発表の2nd。
ヴァイオリン・ピアノ担当Martin正式加入でバイオリン大増強、ボーカルが低音で歌い込むスタイルに変わってデス声大激減、「デス」が取れてメランコリック・ドゥームに様変わりした。相も変わらずの大作志向なのだが、ひっったすら重い足取りの上を、バイオリンがさらに憂鬱を煽り立てて楽曲は徹頭徹尾沈降、結構手軽に意気消沈出来て、心置きなく絶望と後悔の波に酔う事が出来る(「酔わないといけないんですか」という質問は禁句)。
個人的に「自殺系」というとBURZUMのような、メランコリーを超越した感じを想起してしまうのだが、そうではなくて「耽美絶望系」とでも言うか、ちゃんと「美しい」絶望音楽です。当時のBUURN!のインタビューで、「俺たちはこんな音楽作ってるけど、人生はとてもポジティブ」とか言ってる。
暗いと言われるけど、初期のサバスに通じるような重々しいグルーヴ感は聴いていて気持良い。殺気だったデスヴォイスもかっこいいぞ。妻もこのバンドが好きなので、うちでは夫婦でのドライヴに、このアルバムをかけています(笑)。
このアルバムはMOBの中で、最も絶望感が強いアルバムではないでしょうか。
バンド名の如く愛する嫁が死にゆき・・・冗談じゃないですね(笑
単にのろのろと演奏してるのではなく、ちゃんと寒々しく憂鬱なセンスが感じられます。
これ以降の作品に見られるリフの緩急というものが本当に薄く、絶望的にノロノロしてるので聴きとおすのはつらいかもしれません。
でもその分どこまでも暗い雰囲気が際立っていると思います。オススメ!
プレイヤーの再生を押して最初のピアノの音が流れた瞬間に、このアルバムの世界に引き込まれました。
暗いと美しいがこれほど見事に共存する作品はなかなかないですね。
とにかく暗くてテンポも遅いのでとっつきにくいアルバムだとは思いますが、ハマる人はとことんハマるでしょう。
あとこれ朝聴かないほうがいいですね、気力を持っていかれてしまうので・・・。