CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
CHEMICAL EXPOSURE / SADUS
1988年自主制作の1st。
アグレッシヴなスラッシュ界のスティーヴ・ハリス、スティーヴ・ディジョルジオの才能、テクニックが光っている。
Voは吐き捨てタイプでSODOM、KREATORのよう。
スピーディに展開されるギター・リフに超絶ベースがうねる。
SLAYERの「REIGN IN BLOOD」にも匹敵する様な
スラッシュアルバムです。この頃からスティーヴ・ディジョルジオのセンス、
テクニックが爆発しています。
GC8改 2004年12月10日(金)21時25分
直線型スラッシュナンバーに、Steve DiGiorgioの激ウマベースが冴える。
DEATHで聴いた時よりも、彼のテクニックが堪能できるので、このアルバムは美味しかった。
これといって、無茶苦茶カッコ良い部分はないけど、Steveのベースが楽しめるだけでも聴く価値はアリ。
「ベースを抱いた渡り鳥」こと、名手スティーヴ・ディジョルジオが在籍していた事で知られる、
サンフランシスコ出身の5人組スラッシュ・メタル・バンド、'88年発表の1stアルバム。
個人的にSADUSの最高傑作は3rd『A VISIONS OF MISERY』だと思っているのだが、緩急の効いた
ダイナミックなスラッシュ・メタル・アルバムに仕上がっていた『A VISIONS〜』に比べると、
本作は如何にもデビュー作らしい荒々しさに彩られた、徹頭徹尾ハイテンションに飛ばしまくる「スピード命!」な内容。
緩急の「か」の字も見当たらないアッパーな姿勢は好印象ながら、②を除く楽曲に強烈な個性が乏しいため(平均クオリティは高い)、
途中で今聴いてるのが何曲目なのか見失ってしまったりもするのだけど(笑)、その辺を差し引いても、
この前のめり感はかなり爽快でクセになる。全10曲収録で、ランニング・タイムが僅か30分弱というタイトさも◎。
一体どうやって発声しているのか、断末魔の如きシャウトを響かせるVoもド迫力だし、何より、猛烈にうねりまくる
スティーヴ・ディジョルジオの超絶Bプレイは本作最大の聴き所・・・と言いたいところだが、
自主制作アルバムゆえ、Bの音が不明瞭で聴き取り難い点が残念。どうかリマスター盤ではこの点が改善されてますように。