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GOLEM / PROTECTOR
'88年1stアルバム。この頃からデス声なんでデスメタルな気がしますが、曲に関してはまだスピーディなスラッシュメタルをプレイしている感じです。今、3rd「LEVIATHAN'S DESIRE」とカップリングで再発されてるのでお得かと。
1stミニ『MISANTHROPY』に比べ演奏力、音質が格段に良くなった2nd。
PROTECTORの作品ではこのアルバムが一番好きです。
マーティン・ミシーのデスメタル寄りのヴォーカルと、ハンジの切れ味の良いギターが聴き所。
ハンジはギターソロを全てアドリブで弾ききっているが、ロック本来の勢いやノリが感じられて良い。
10年ぶりくらいに引っ張り出して聴いているが、後期作に比べてストレートな曲調。
イマイチ曲が弱いバンドではあったが、この作品は露骨に判り易いリフが説得力あってむしろ良いですね。
全作品中、ジャケが最も素晴らしい。ジャケで暴れている巨人に襲われそうないかにもといった曲などもあり、なかなか味わい深い作。
デビューEPよりは聞きやすくなった感じがする。
ボーカルは完全にデスボイスになっていて、個人的にはマイナス。
相変わらずB級臭さの香る音だな〜。そういった意味でも何となく憎めないバンドだ。
ちなみにこのバンドがKREATORの後継者とは全然思えない。