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1.OUTSIDE / DAVID BOWIE
'95年発表。
コンセプトとストーリーをひねりすぎて、ギャグ一歩手前となってしまった悲劇の作品。
とはいえ音楽性は次の作品のはっちゃけぶりを暗示するようでもあり、なかなか興味深い。
個人的には本作の肝は「THE HEARTS FILTHY LESSON」が収録されている所に有る。
映画『SEVEN』のエンディングに流れるこの曲は、映画を観終えてささくれだっている私の神経を、ビシリと刺激した。誰だよ、これ。エッ!ボウイなの?
今でも格好良く、切れまくっている曲だと思う。
90年代に発表されたbowieの作品の中では「Earthring」と並ぶ傑作だと思う。
広げた風呂敷を畳まなかった(畳めなかった?)ことが、この作品を混沌とした物にしています。
発表当時メディアからは罵られまくったらしいのですが、ファンからは結構評価の高いアルバムです。
アメンボ 2003年10月10日(金)18時39分
70分を超えるボウイ史上最大の大作。
テーマが猟奇殺人というだけはあって、なかなか不気味なアルバムです。
しかし、気合の入り方が前作とは段違い!!そして兎に角カッコいい!!
難解な印象のアルバムですが、完成度の高い曲が満載だったりします。
不気味で暴力的なシングル③THE HEARTS FILTHY LESSON、疾走感で聴かせる⑥HALLO SPACE BOY、⑪THE VOYEUR OF UTTER DESTRUCTION、ダークで落ち着いた雰囲気の⑦THE MOTEL、ポップな⑭WE PRICK YOUなどは出色の出来で、素晴らしくカッコいいです。
しかし、何よりも最高なのがラストを飾る⑲STRANGERS WHEN WE MEET!!
個人的には90年代以降のボウイのナンバーでは最高傑作です。落ち着いた優しい雰囲気で徐々に高揚感を増していく様は本当に感動的!!陰鬱な曲がひたすら続いた後にこの曲が流れると、何だか全てが救われた気分になります。
なんだかんだでかなりの傑作なのではと思います。好き嫌いはハッキリ分かれそうですが。
あ、あとプロデューサーはBRIAN ENOです。
90年代の作品では出色。