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PIGRIMAGE / WISHBONE ASH
WISHBONE ASH のセカンドアルバム。
一般的には確かに私も楽曲その他,構成面においてもサードアルバムのアーガスが彼等の最高傑作アルバムと評価する一人ではあるが,このセカンドアルバムもなかなか味わい深い作品である。
まずオープニングを飾るVASDIS のギターとスキットとのユニゾンに他のバンドにはない何か!を感じたし,VALEDICTION の美しい旋律からは哀愁さえ漂う。
ラストを飾るWHERE WERE YOU TOMORROW のみライブレコーディング。
アメリカのバンドにはまず出せない音がここにはある。いかにもヨーロッパ的で美しい。
2nd。
ジャズのスケールなどを多用しながらも、英国らしさをたっぷりと含んだ攻撃性が、とても心地よい仕上がり。
このバンドの数あるアルバムの中でも最高にスリリングな内容を持っている。
2曲目のThe Pilgrimは名曲。
マーティン・ターナーのヴォーカルも味わい深い。
アゴ 勇 2003年11月17日(月)12時53分
71年発売の2ndスタジオアルバム
より、ライブバンドとしての即興性をスタジオアルバムで表現しようとしたことが伺える作品ですね。
インストパートの比率が増えダイナミックな曲展開と、欧州人が小さな頃から培っているクラシカル
で繊細な楽曲の2パターンで構成されていますね。いかにも英国的な表現方法はプレスでも絶賛され
日本でもメロディアスな作風が受け一気にビッグネームに達した出世作ですね。
71年発表の2ndアルバム。邦題「巡礼の旅」。
次作「百眼の巨人アーガス」にハマってこれも買ってみたのだが、こちらも素晴らしい出来である。
1曲目「よみの国へ」はインスト扱いだが、FOCUSの「HOCUS POCUS」みたいに、ヴォーカルが「パララッ♪パララッ♪」と楽器のように歌っている。スリリングで最高にクールな幕開けだ。
続く2曲目の「巡礼」は、8分半、幻想世界へと導いてくれる名インスト。
個人的に一聴してハッとさせられたのが6曲目の「告別」。叙情的な歌メロと、間を縫うメランコリックなギターがこの上なく美しい。
これは是非ともわたしと同じ世代、10代後半〜20代のロックファンに体験してもらいたい。温故知新ね。最高だよ。
一言で言って 「玄人受けのする、懐の深いアルバム」 だと思います。
彼等が当時ライバル視していたバンドがKING CRIMSONやYES、EL&Pといったプログレ勢だったという事もあってか本作ではかなりテクニカルかつへヴィでアグレッシヴな印象です、と言っても各楽器のスキルの高さを根底に置きつつもあくまでも楽曲主体のアンサンブル重視という姿勢でプログレ特有の難解さはあまり感じません。
英国産らしい渋い味わいがなんとも心地よい一枚です。
LPを買ったのが三十年前で、聴き込み過ぎて頭の中に全てインプットされたため、CD化されても中々手が出なかったが、やはりアッシュ・ファンとしては手元に置きたくて、今回ようやく購入した。
「よみの国へ」は、何度聴いてもカッコいい!!特に、ツインリードとユニゾンでスキャットしながら、独特の「リード」ベースラインを弾きこなすマーティンの才能には脱帽である。
「告別」は、三十年前最初に聴いた時に胸が熱くなった名曲。「せーら」さんの言うとおり、私のようなオールドファンだけでなく、是非若い世代の人たちにも聴いて欲しい佳曲。
彼等の作品は、これ1枚しか所有していませんが、好きですね、このアルバム。
British rock好きなら解る湿り気とか構成重視な曲作り、このアルバムを当時(80年)中古でElvin Bishopと一緒に買った感性が自分でも不思議。
余談ですけど、ここには一時期Heepのトレヴァー ボルダーもお世話になっていましたね。