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FRESH CREAM / CREAM
当初はあまりに音が古臭くて良さが判らなかったが、クラプトンに興味を持ち始めた頃に再び聴いてカッコいいと感じたッス。
コレがボクが生まれる前に存在していたとは驚きであるッスね。
CREAMのデビューアルバム。
日本ではDISRAELI GEARSに続き彼等のセカンドアルバムとして発売された。
アルバム全体としては,ややこじんまりとした印象を受ける。
彼等としては顔見世的な要素もあり後にライブで展開されるような延々と続くインプロビゼーションをこのアルバムから想像することは難しい。全体的にバランス良く適度に抑えた作り方をしている。
またこのアルバムの録音中,彼等はスタジオ内で雑談し酒を飲みながら録音していたということを後年エリッククラプトンが語っている。
一方,曲においても猫とリスなどはなかなか迫力があり聞き物である。
またジンジャベイカー作のTOADもサードアルバムのWHEELS OF FIREのライブバージョンでは16分にもわたり延々と叩き続けているがライブを見ているのならともかく,リスナーにとればこのスタジオバージヨンぐらいの長さがちようどいいのではないだろうか。
66年発表のこの作品、ブルースとロックの融合で有名でしょうが、当時、ブルースを基本にしていたバンドは星の数ほどありました。
当時のバンドと唯一違うところはライブでの即興演奏の凄さだと聞きます。
なのでこのスタジオ作品がHRの原点と言われてもピンとこないのはしょうがないですね。
しかし、同時期のビッグバンド(ビートルズ、ストーンズ、アニマルズ・・・)と比較するなら
各個人の演奏能力の高さが一歩ひいでています。ただし、比較的ボーカルをメインに置いた60年代風のプロディース
なので楽器の音は小さめですが彼らのロックに対する探究心を感じさせる一枚だと思いますよ。
スーパートリオ・バンドの1st。
66年発表というだけあって、ほとんどがブルース。
当時としては衝撃と言ってもいい程大音量の演奏でド肝を抜いた。
ヘヴィな曲はTHE BEATLESが発表していたため、そこまで評価はされなかったが、
うるさいほどの破壊力でこの演奏力はやはりCREAMならでは。
今となっては2nd、3rdの方が評価されているが、1stも肩を並べる内容。
スタジオ版の楽曲のみで聴いた時、CREAMの中で今作が一番凄いのではないだろうか?
CD化に伴い、The Coffee SongとWrapping Paperが収録されたのも価値あると思う。
1966年リリースのCREAMの記念すべき1st。
モクモクとハッパの煙がたち込めるような音だ。
ストーナーロックの起源はBLACK SABBATHよりもCREAMのほうがしっくりくると思う。
三人の個性と力量が見事な正三角形を描いている。
イヌスケ 2005年12月31日(土)14時41分
ブルージーでまったりとした曲が多いです。
ジャック・ブルースのヴォーカルが中心で、クラプトンのギタープレイを期待してると肩透かしをくうかもしれません。
さすがに時代を感じるところもありますが、HRのルーツを知るという意味でも聴いておいて損はないと思います。