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OUT OF THE SILENCE / DARE
3rdや4thはもちろん素晴らしいですが、このデビュー作もまた素晴らしいです。
前述の2つのアルバムが「雄大さ」を感じさせたのに対し、本作は「爽やかさ」を感じさせます。メロディの質は異常に高く、ギターがヴィニー・バーンズということもあってか、適度にエッジの効いたギターが活躍しています。メロディアスハードが好きなら聴かなければならないアルバムです。
1988年発表。
上の方の紹介にもあるとおり、この1stアルバムも素晴らしい出来です。
オープニングナンバー "ABANDON" のイントロからして、すでに絶品。
分厚い霧の中から現れるようなオープニングは、15年以上経った今でもこたえられません。
上記 "ABONDON" 以外にも、
"INTO THE FIRE" ・ "NOTHING IS STRONGER THAN LOVE" ・ "HEARTBREAKER" ・ "DON'T LET GO"
なども非常にメロディアスなナンバーです。
どのナンバーも、キーボードの絡ませ方が絶妙であり、
DEF LEPPARD や STARSHIP を手掛けた、MIKE SHIPLEY の重厚なプロダクションもあいまって、アルバム全体が深い統一感を持っています。
荒涼としながらも雄大な雰囲気を醸し出すような、アルバムのジャケットも、内容にしっかりマッチしています。
ボーカルの DARREN WHARTON のハスキーな声質も良く、聴き応えあり。
VINNY BURNS のギターも、アルバム全編に冴え渡っています。
本アルバムは、最近になって再発されたという話ですので、この機会に一度ぜひ聴いてみてください。
名盤です。
いかにも80'Sな1st。
ハード・ポップ好きならマストでしょう。
素晴らしい叙情的なメロハーですね。サードに比べて若干ハードですが、そこが、また良い結果になっています。捨て曲無しの傑作ですが、現在手に入りづらいと思います。このバンドはハズレがありませんね。
ハードな部分とメロディアスな部分のバランスが良く、どちらに対しても抜かりない。
オープニングを飾るABANDON、コーラスが印象的なNOTHING IS STRONGER THAN LOVE、
空間的な音の広がりが魅力的なバラードKING OF SPADESなど、
THIN LIZZYで垣間見れたダーレンのソングライティングセンスはこの1stの時点で見事に開花しています。
勿論それら楽曲の数々を伸び伸びとしたギタープレイで見事に仕立てるヴィニー・バーンズの存在もお忘れなく。
