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ANGEL&THE DARK RIVER / MY DYING BRIDE
「私の死せる花嫁」・・・・なぜかそそられるバンド名です。
確か3rdにあたる本作ですが、こういうのを真性ゴシックというのでしょう。2ndに比べて怪しさ、怖さはそれ程でもないのですが、寂しさ、妖しさ、美しさという点においてはさらにディープになっているような気がします。
2nd、3rdそれぞれのジャケから伺える印象そのまんまといったところでしょうか。
最後を飾るメタリックなナンバーもこのアルバムを好印象なものに仕上げている。
ロージー 2003年10月31日(金)14時47分
このアルバムが一番好きです。
実に美しく重々しく哀しく・・・。
何度聴いても新鮮で、哀しい旋律が心に突き刺さります。
やっぱこのバンドはヴァイオリニストの存在大きいですね。
淡々と流れるゴシックメタルの王道的なモノ。
ニューウェーヴとは太めの線をひいたほうがいいでしょうね。
悲哀に満ちてます。
2曲目のチャーチオルガンなキーボードが奏でる不協和音はキモチイイ!笑
3曲目のヴァイオリンも最高。
無機質で警告音のようなギター、バイオリン、ピアノ、主旋律、それぞれが孤立しながら無限の共鳴を起こすメランコリック・ゴシックの傑作と個人的に断言したい①、-27℃さんが仰っているように、チャーチオルガンっぽい不協和音が神聖な狂気を醸し出す②、アトモスフェリックなノイズが不安を掻き立てる③、ヴァイオリンメインで6分台と聴き易い④、アコースティック・バラードとドゥームパートの対比が美しい⑤、1st時のようなデスメタルパートを巧みに織り込んだ⑥・・・これだけ特徴を並べ立ててみても結局、駄目な人は「キモイ」の一言で終了するであろう、優れた耽美ゴシックアルバム。
基本路線は前作同様暗黒と絶望に支配された世界だが、デス声が完全消滅した事もあってか、比較的憂愁、哀愁が強く漂っている。幸せだった時代の記憶が少しずつ剥がれ落ちていき、無残な現実が露呈して泣き伏せるような残酷で悲しいドラマが展開・・・あぁ・・・書いてて鬱になってきた!うわははははは!気分を切り換える手段を用意してから聴いて下さい。現実に希望がない人は聴いてはいけない。
95 年発表の3rdアルバム。
ゴシックドゥームを代表するバンドによる3rdアルバム。
すすりなくような歌唱(というより音程に合わせて嘆いているといった感じですが)を聴かせるヴォーカルと、
とんでもなく重苦しいドゥーミーなギター、絶望のメロディを奏でるキーボードとヴァイオリンとが中枢となり、
最初から最後まで深い絶望と破滅のドラマが繰り広げられます。
耽美なメロディが前面に出た①から始まり、各種楽器の使い分けによる絶望サウンドが奏でられ、
メタル色の強い⑥がラストを飾る展開は聴き手を飽きさせない麻薬的なものです。そして、最後に残るのは虚無感のみ。
天国にも地獄にも行けない、永遠と廃墟と荒野を彷徨うかのようなとんでもない名盤。
寝坊メタル 2006年11月15日(水)0時13分
絶望と虚無しか残らない2ndに比べ、耽美的な方向に流れた3rd。①Cry of Mankindは絶品。あまりにも哀しくて甘い。後悔の涙を啜るには最高の曲。⑥Your Shameful Heavenではなんと疾走が聴けるが、それもスマートなものではなく、巨大な機械が部品をばらけながら無理やり突っ走るような痛々しさに満ちている。
遅くて重い作品ながら、ざくざくと切り刻むようなギターのエッジは鋭く、躍動感を感じるほどグルーヴしているので、退屈しないと思います。
インコマン 2007年11月23日(金)21時31分
絶望と虚無しか残らない2ndに比べ、耽美的な方向に流れた3rd。①Cry of Mankindは絶品。あまりにも哀しくて甘い。後悔の涙を啜るには最高の曲。⑥Your Shameful Heavenではなんと疾走が聴けるが、それもスマートなものではなく、巨大な機械が部品をばらけながら無理やり突っ走るような痛々しさに満ちている。
遅くて重い作品ながら、ざくざくと切り刻むようなギターのエッジは鋭く、躍動感を感じるほどグルーヴしているので、退屈しないと思います。
インコマン 2007年11月23日(金)21時32分
2作目が凍りつく絶望だとしたら、3作目にあたるこれは抹香臭い儀式でしょうか・・・(表現下手)
寒々しいというよりも生暖かいです。そして、毒々しいです。
ギターの音作りが歪みが深くねっとりしていて苦しい。
ヴァイオリンが効果的に使われていますが決して聴きやすい訳じゃない(笑)
葬式専用音楽だと言われても普通に信じちゃう。
メランコリックなギターのセンスが素晴らしい。
2ndと並んでMOBの必聴盤!