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INSTANT LOVE / BOφWY
ハマってた当時、一番聴かなかったアルバムです。
1stの延長上にある作風。でも随所に成長の跡は窺えます。「インスタントラヴ」「マイハニー」「ファニーボーイ」「シンフォニック」なんかはとってもイイですね。
「ファニーボーイ」って何だか「ミスミステリーレディー」に似てません?
インスタントラヴ・・3分で冷める恋のコトだろうか。
タイトル曲は秀作。
パンク・イメージからの脱却を計りつつも抜けきれてないかな。他のアルバムに比較すると音質的にもクォリティは落ちるけれど、爆発前のプロセスとして聴くとなかなか面白いアルバムです。ファニーボーイは有線で初めて1位とった曲。
2nd。
前作と比べると氷室のヴォーカルに表現力が増し、布袋のギターも前面に出てくるようになった。
個人的には今作がBOOWYの音楽性の原点のように思う。
Instant Love、Funny Boy、The Momentが好き。
完成度から言ったら一番は「PSYCOPATH」で間違いない。
バラエティに富んでて無難なのが「BEAT EMOTION」で、
独特な個性を感じられるのが「JUST A HERO」。
でも衝撃度は本作がダントツに高い。
全然洗練されてなく荒削りなところがロックだし、パンクだ。
特に氷室の、ヤケクソで書いたような適当な詞が最高(笑)
初期衝動度なら「MORAL」も高いけど、
「MORAL」よりいかつくて、わけわからんエネルギーが渦巻く作品。
異形の才能がやけっぱちで作った感じ。素晴らしい。
本作やその当時のライブテープが最高とする私にとって、
次作「BOOWY」での無理矢理洗練してみましたって感じは本当に勿体無い・・・・
「BOOWY」以降は布袋がサウンドを専制していくので、
4人のバンドとしてのBOOWYが聴けるのは本作が最後。
シェパード 2005年5月18日(水)11時47分