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DAMN THE MACHINE / DAMN THE MACHINE
元MEGADETHでギターを弾いてたクリス・ポーランドが結成したバンド。
元MEGADETHということでスラッシュを期待するかもしれないが、スラッシュメタルではない。
ミドルテンポで音が少なく、音に隙間があるヘヴィメタルです。
時折見せるリズムチェンジが楽曲に面白味を持たせているのが特徴。
激しくも、どこかもの悲しい楽曲が多いです。
荒涼とした大地をイメージさせる殺伐とした雰囲気がありますね。
当時、既存のメタルにこういうタイプのバンドは、ほとんど存在しなかった。
アルバム1枚で散ってしまったのは残念。
他のCD捜しをしてて偶然押入の奥に見つけました。
久々に聴いてみると・・これ・・かなりいいじゃないですか〜!
購入当時と一寸印象変わりました。
変拍子も随所に出てくるのですが、個人的にどことなく
クリス・ポーランド脱退後のメロディアスMEGADETHに似ている気がしました。
以外にキャッチーなメロディラインでかなり聞きやすいです。
クリスのギターソロも流麗なジャズテイストでMEGADETH時代の面影を
感じさせてくれます。
インテリジェンス風味溢れる作風が好きな方は是非一聴を・・
(廃盤・・なのかなぁ・・?)
DREAM THEATERが好きな方も気に入るんではないでしょうか。
当時グランヂ全盛だったこともあり、それに由来するような暗さがある。
とはいえ、音楽そのものはテクニカルでメロディアスなHM。
90年発表のCポーランドのソロと比較して、音が厚く、より作りこんだ感がある。
そのポーランドのソロは絶品。
一言でいえば「滑らか」。
しかしHMらしい、攻撃性やヒステリックさも顔を覗かせる。
メガデスでも垣間見た名手ぶりが、真の意味で発揮されてる。
問題はボーカル。声質が、耳に障るので落ち着いて聴けない。
ポーランドのギターが「まったり」とした暖かい音色であるため、
対比といえば聞こえがいいが、ややクオリティを下げてしまっている。
ライブレコーディングで話題になったが音は軽いし、歌もあまり上手くないので、アルバム全体がパッとしない気がする。しかしCHRISのプレイはやはり才気に満ちている。