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DEADSONG / GASTANK
この作品はハード・コアです。
最初は、非HR/HMにしようかとも思ったが、後でメタルに転換していったので、HR/HMに登録しました。
ハード・コアながら、今聴くと、VENOMやMOTORHEADのサウンドに通じるものを感じる。
なによりも、狂気さえ感じるイーヴルなBAKIのヴォーカルが良いのである。
世界中のベーシストに聴いてもらいたい! ビリー シーン?いやいや、ジョン マイヤング?それともスティーブ ハリス? その誰にも負けないBABYのベースが堪能できる超名盤。メタルではないかもしれないけど良いものは良い!メタルの耳でも十分聴けるし。
最近GASTUNKを聴くようになったのですが、初めて聴いたのがこのアルバムでした。
とにかく突撃ハードコアですね!体中に電撃が走りました!特にBAKIの声に!
おどろおどろしい「黙示録」で幕を開け、まさにHEARTFUL MELODYな「DEAD SONG」まで、とにかく名盤です!聴くべし!ちなみに僕のお気に入りは「胎児(SAD)」です。
メタルコア インディーズの名盤。
狂気に満ちたBAKIの声はマジで神々しくカリスマです。また、おどろおどろしいベースラインを奏でるBABY、涙腺を誘うギターを弾くTATSUもすばらしい。
音は軽いがそんなのは気にならない!!
メタルとハードコア、というとなんだか対立していそうなイメージがあるのですが、日本ではクロスオーバーなんて言葉が出てくる遥か前に、メタルとハードコアの融合は既に果たされていたのです。そんな「メタルコア」バンドは、GISMやPOISON ARTSなどが良く知られていますが、知名度が最も高いのは、やはりこのGASTUNKのこのアルバムでしょう!
実のところ、今聴くと音質的にも演奏的にも結構厳しかったりします(笑)。しかし、そこは85年という発売時期を考慮すべきでしょう。これだけコアなのに、メロディックで、メタリックなサウンドが、当時どれだけエポックメイキングなものだったか。このアルバムが後の国内のシーン(一説によると、国外も?)に与えた影響は、とてつもなく大きかったと思います。もしかしたらXなんかも、このバンドがいなかったら出てきていなかったのかも。
この頃はBAKIの白塗りが全盛だったころ。
サウンドの硬質度がまさにメタル!
前半はオドロオドロしい「黙示録」で幕を開ける。淡々とゆっくりと同じような
リズムを刻みながら進んでゆくが、それはまるで地下で何か未知なるモンスターが
蠢いている様な雰囲気だ。段々とリズムが鳴り止んでいき、かわりにその何匹もの
未知なるモンスターが地上に顔を出し始めたように、断末魔の叫びをあげる。
そして、ギターの轟きが鳴り、叫び声は、BAKIのうめき声へと変わり、リズムイン!
ここからは2曲目「NIGHT SIGHT LIGHT」。
怒濤のリズムで先ほどまでの気だるい感じはどこへやら。
未知なるモンスターが完全に地上に飛び出し、踊っているようである。
(未知なるモンスターとはBAKI?)この「黙示録」〜「NIGHT SIGHT LIGHT」の流れは
数あるメタルアルバムのどのオープニングよりかっこいい!と個人的には思う。
ここからも凄い!とりあえず「NIGHT SIGHT LIGHT」〜「WARBIRD」〜「胎児」の3連曲は
とにかく速い!メタル系では味わえないカタルシスを味わうことが出来る。
ここまででかなり語ってしまったが、あとに続く曲も当時流行っていたと思われる
クロスオーヴァー的な曲が多い。特に「FASTEST DREAM」「THE EYE」は名曲だ。
とりあえずリズムが凄いんだな!家の中にいても頭を振ってしまうぜ!
そしてそして最後を締めるのは「DEAD SONG」。決してバラード系ではないのだが
TATSUのおよそパンクバンド出身とは思えない泣きのギターがバラードと同じか、
それ以上の陶酔感を味わせている。
洋楽パワーメタルもいいが、メタリカのメンバーも認めたこの日本の地下シーンの
金字塔作品を味わって欲しい!
ヘビメタ/バンドブーム系の視線で聴いちゃう存在だけど、
だからって、カッコ好く、個性的な名盤で、A面のテンションは
メタル・パンクかもね?
で、もって、やっぱり、重たいベース・ラインがシビれじちゃうし、
BAKIの吐き捨てに、TATSUのギター・ソロの入りかたもスゴイ。