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HEAVY METAL BREAKDOWN / GRAVE DIGGER
記念すべき彼らのファースト。今まで誰も取り上げてくれなかったのか…。近年発表したアルバムより、音質は悪いが迫力があると個人的には思う。スラッシュがかったダーティなギターリフ中心に、渾然一体となった音が迫ってくる感覚は、再結成後のアルバムでは味わう事が出来なかった。タイトル曲を筆頭に、ゴリ押し曲満載の名盤だ、と僕は思う。
まさにごり押しとはこのアルバムのこと。
ジャケットとあいまって笑っちゃう程の名盤。
熱いよ!
一曲目のヘドバン曲に始まり、タイトルチューンで多量のアドレナリン出まくり!!
様式美系ピロピロギター無縁の、まさに男のメタルアルバムです。
結成以来残る唯一のオリジナル・メンバーにして、リーダーのクリス・ボルテンダール(Vo)が中心となり、
現在も第一線で活動を続けるドイツの古参パワー・メタル・バンドが、当時はまだ新興のインディ・レーベルに
過ぎなかったNOISE RECORDSから、'84年に発表した1stアルバム。
ここ日本でも高く評価された'93年の再結成第1弾アルバム『THE REAPER』以降は、比較的、整合性の感じられる
メロディック・パワー・メタル路線を追求している彼らだが、このデビュー作の頃は、タイトルからして奮ってる
名曲①②や、ダークなミドル・チューン③といった楽曲に代表されるように、ウド・ダークシュナイダーを
更にラウドにしたかのようなクリスのVoといい、猛々しく刻まれるササクレ立ったリフといい、雪崩を打って押し寄せる
リズム隊といい、とにかく野卑でアグレッシブ。「整合性なんざクソ食らえ!」とばかりに突撃しまくるそのサウンドは、
かなりスラッシュ・メタル寄りだ。特に本編ラストを締める⑨なんかは、もろそっち系のスピード・ナンバー。
とは言え、どんなにダーティでも、ちゃんとメロディを追いかけるクリスのVoやGリフ、そして「無骨で強面のオッサンが
精一杯優しくキメてみました」的なメロウさが微笑ましいバラード④を聴けば分かる通り、彼らの根っこにあるのは飽くまで
ヘヴィ/パワー・メタル。再結成以降のアルバムでGRAVE DIGGERを知ったファンが聴いても、十分満足できる内容なのは間違いない。
呆れるほどのハイテンション!まさに若気のいたりが
過ぎますぞーという感じ。こいつらマジだよ・・・。
JPやAcceptの一番アグレッシブなトコを濃縮して、
「さあ飲め!」と言われているようだ。これは吐きそうw
「The Reaper」収録の「Legion of the Lost」
のパート1とか、「Liberty Or Death」でリメイク
された迷バラード「Yesterday」のオリジナルとか
入ってる。何回イエスタデー言ってるんだwww
ともかく、現在では絶対味わえない彼らの姿が
ここにあるぞ!