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DYING FOR THE WORLD / W. A. S. P.
湾岸戦争に赴いた兵士からの手紙にインスパイアされたブラッキー・ローレスが、「人を殺しに行くときに歌う歌」を収録したという、W.A.S.P.らしいエピソードのあるアルバム。
目新しいことは特にやっておらず、はっきり言って今以上のファンの増加は望めない気さえする。
しかし、このような正統的バンドが少なくなった今、彼らの存在は貴重であり、個人的にはコンスタントにアルバムを出し続けてほしいバンドの1つだ。
疾走曲は相変わらずのW.A.S.P.節で、ときおり過去のフレーズを使いまわしてはいるものの、男クサさ満点のかっこよさを誇っている。
やや現代的な音作りの「SHADOW MAN」を始め、「MY WICKED HEART」、「HELL FOR ETERNITY」、「REVENGEANCE」、「STONE COLD KILLERS」、「RUBBER MAN」といった典型的W.A.S.Pソングが満載である。
地獄葬戦士 2003年11月14日(金)1時38分
初期から変わらぬ疾走感と常に根底にあるBlackieの暗さが全編にわたって表現されている。
疾走系ソングは文句なくノレるし、暗い曲はどこまでも暗く気が重くなるが、バランスが良く聴きやすいアルバムだと思います。
CRIMSON IDOLやHEADLESS CHILDRENなどと同じくシリアスな方向性の今作。
クオリティーは安定しているものの、ブラッキーの過去曲と同じ節回し
が気になる。(このアルバムに限った話しではないが)
特にサビに関してはもう何十回同じフレーズを聴いているのかという程で、
個人的にはこのマンネリを脱してほしいとも思っている。
ただW.A.S.P.を聴いたことのない人、数枚持っているだけという人がこの
アルバムを聴けば印象はだいぶん違ってきそうだ。
そういった意味で、質は高いのだけど・・。
はっきり言うが、このアルバムも必聴盤。強力盤。
いつも完成度が高くいい曲が多いというのが嬉しい。
W.A.S.P.は同時期のバンドと比べると突出した存在だと思う。
ブラッキーは作品ごとに歌が上手くなっている。
これは特筆すべきことだと思う。
マンネリ気味でもいいじゃないか?
誰がこれだけの表現力で歌えるだろうか。
これぞプロ中のプロの仕事。
もっともっと聴いていこうよ!