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KILLING JOKE / KILLING JOKE
1stと同タイトルの2003年の作品。
「KILLING JOKEにデイヴ・グロールが!?合うのか、いったい?」
という不安を抱きつつ初めて聴いたとき、初期ファンの私は「おいおい、これがKILLING JOKEか?」と面食らってしまった。
が、聴きこむうちに「そら20年も経ってるし変わるわな」と思うようになった。
期待していたJOKEサウンドにはデイヴの音は合わないが、デイヴのエナジーにのせられるかのようにジャズ・コールマンらオリジナルメンバーも気合いが入っているのがいい。
モノトーンな感触の反復リフという点は昔と同じ。
しかし熱い、熱いのだ。
リフからは不協和音が除かれ正面からヘヴィネスを主張するようになった。
神経質なムードはほとんど影をひそめてしまったが、それを補うだけのガッツがみなぎっている。
中途半端だった90年代の「EXTREMITIES〜」と較べると断然いい!
昔の雰囲気が少し名残惜しくもあるけど、これは気合いの入った新生JOKEサウンドだ。