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LIVE BAIT FOR THE DEAD / CRADLE OF FILTH
ライブ盤+リミックス、カバー曲集という2枚組のCD。
このライブは以前出たVHSと全く同じらしいですが、VHSを持っていなかったのでとても楽しめました。Daniはライブでも高音と低音の使い分けが上手く、特に一曲目「LORD ABORTION」の第一声の低音デスボイスからして惹き付けられます。アルバムのハイライトを飾る曲が多く、納得のセットリストになっています(特に、1stや2ndのタイトルトラックは嬉しい…)。
DISC2は曲の展開を余りいじっていないリミックスもあれば、完全にテクノになっちゃっているものもあります。EMPERORのベストにもSWORNのリミックスが収録されていましたが、ブラックとテクノはなにか関係があるのでしょうか…。
アルバム最後を飾るTWISTED SISTERのカバー「THE FIRE STILL BURNS」はサビ部分でDaniが「DUSK...」の時以上のキレキレ具合を見せてくれてカッコイイです。
ライブのDVD持ってるんですが、CDと両方持ってても損はありません。
素人見識になってしまいますが、あれだけ複雑な曲構成と変幻自在なボーカルをライブでパーフェクトに成し遂げるってだけでも、こいつらとんでもないなと思わされます。とくに低音ボイスの迫力はオリジナル盤を超越してます。
クレイドルのライブ音源を聴いたのはこれが初でしたが、意外とダニお喋りですね。ほぼ逐一タイトル紹介してくれるし。実はCD盤だとちょっとカットされてるけど、DVDではオーディエンスを「今日のライブはビデオに収録するぞ!」ってもっと煽りまくってました。
リミックス&未発表音源集の方は、個人的には当たり外れが激しかったです。テクノ風ミックスには未だに納得いってない人間なもので。やっぱりベストなのはTwisted Sisterのカヴァーでしょうか。サウンドチェック版もオリジナルと聴き比べるのは面白いです。でも何だかんだ言っても、アルバムトータルで見たら断じて外れではありませんから。
そういえば、クレイドルのリミックスの大半は原曲をほとんど変えないか、原形を留めないテクノになるかのどちらかに偏りがちですね。
うーん…スタジオ盤が懲りすぎているだけにライブでやりきれていない部分は多く…
個人的にはダニフィルスの低音のスタジオ盤との差についていけません…高音は結構出ていますが