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HUMANIMAL / TALISMAN
時流に流されたのか、作風はダークである。しかし、曲はいい。本当に曲作りが上手い、このバンド。一聴しただけでは単なる時代への迎合に感じられるが、らしさがそこには立派に存在しているし、なんせ上手いんだな曲作りが。ファンク・ポップなHRが好きなファンは、必聴である。僕は結構好きで全作品聴いているが、1,2位を争う位好きな作品である。この手のサウンドが好きな人には、たまらないサウンドである。もっと評価されてもいいと思うけど、個人的には...。
よくこのアルバムを"時代に流された"とコメントする人がいますが、
僕は、"時代"という表現をされる音楽性が
(=グランジ、オルタナ、シアトル、モダンヘヴィネス)
大っ嫌いな人間であるにもかかわらず、そんなこと考えずに楽しめました。
そりゃ、確かに聴けば誰でも重いと感じるでしょう、この音なら。
でも、あくまでメロディアスメタルの範疇でヘヴィなんです。
Marcel Jacobの変態ベースを大きくフィーチャーしたミックスになってまして、
そのおかげで、一聴した感じヘヴィな音でも、16ビートのリズムのファンキーさや、
曲のフックやエッジの鋭さがより強調されてます。
ただ・・・この曲の多さ、何とかならんもんか。
この音像でこんなにいっぱい曲があると、やっぱりちょいと後半に行くにしたがって疲れてきますねぇ・・・
欠点といえばそこくらいかな。
ヘヴィに変化したと言われる本作であるが、個人的にはそうした音蔵の変化よりもバンドのプレイに重点を置いたかのような曲作りに驚きを感じた。
それほどフレドリック・オーケソン(G)とマルセル・ヤコブ(B)のテクニック溢れるプレイは素晴らしく、ジェフ・スコット・ソートの伸びやかなヴォーカルも申し分ない。
アングリーかつヘヴィな「HYPOCRITE」、うねるようなリフがかっこいい「HUMANIMAL」、ギター・ソロの素晴らしい「ANIMAL RITUAL」、グルーヴ感溢れる「TV REALITY」、美しいアコースティックの小曲「SINCE YOU'VE GONE」、サビがキャッチーなアメリカナイズドされた「MY BEST FRIENDS GIRL」、ダークでヘヴィなリフの「BLISSFUL GARDEN」、印象的なベース・ラインの「LONELY WORLD」、バックの演奏がテクニカルな「FABRICATED WAR」等、楽曲は多彩であるも、どれも決定打に欠ける感は否めない。
殺戮の聖典 2004年11月14日(日)17時11分
発売当時は叩かれたアルバムみたいですけど、10年も経った今となっちゃぁ、
普通に楽しめるメロディアスハードなアルバムじゃあないでしょうか?
北欧とアメリカのエッセンスを、上手く融合させた好盤です(以降のアルバムも同様)。
オカケン 2004年12月30日(木)20時47分
ゴリラのジャケットが印象的ですが、このアルバムはかっこいい。へヴィであってメロディアスな作品だと思う。ちょっと音的にハーレムスキャーレムに近いものがありますが、こっちの方が歌もうまいし上だとおもう。どうもハーレムは好きになれないのですがタリスマンは良いと思います。曲つくりがうまい。
ファンキー・モンキー・クレイジー・I Love U!!
これは、リマスター出てないのかな。
久々に聴いたせいか一曲目から音質が気になってしまった。せっかく楽曲がいいのに
臨場感に欠ける、頭の中で勝手にリマスターしたらやっぱりかっこ良かった!!
いやいや、それ程悪く無いんですよ、ただくぐもって聴こえるのが個人的に気になった
というだけで・・・。
どうしてもジェフ・スコット・ソートというとイングヴェイ時代の
あまり良くないイメージが思い浮かんじゃってアレなんだけど、
マルセル・ヤコブとジェフとの間にはマジックのようなモノが存在してるんじゃないかな。
とにかく楽曲は文句なくいいし、なかなかこれだけのレベルのこの系統のバンドって
居そうで居ないんだよね。
タリスマンのアルバムはどれもいいんだけど、一押しはやっぱコレかな。
個人的にはジェフのVoはあんま好きじゃないんだけど、とにかく曲がいいからね。
皆さんのおっしゃる通り、実に素晴らしいアルバムです。
数年前にボーナスディスクつきのリマスター輸入盤が出たのは知ってたんですけど、
やっと今回本作と2nd、そしてゼロ・コーポレーションから出てて購入したものの売ってしまった「Life」をまとめて購入。安いですよ。
グルーヴはファンキーで、ベースがゴリゴリのギターがヘヴィな最強にカッコいいサウンドなんですけど、常に哀愁に満ちている歌メロと北欧ならではの叙情美が最高!
ギターソロがまた素晴らしいのよね・・・(フレデリックだっけ?)
偉大なバンドですわ、ホントに。
ちなみに中古の日本盤で聞くのはオススメしません。
日本盤と外盤は曲目が違うので。
輸入盤ならネットで簡単に手に入るので(HMVなど)、そちらをオススメします。
2枚組みで日本盤に入ってた曲も含めて全て聴けます。
これはもうファンク・メタルと言ってもいいんじゃないだろうか?
1stの北欧美旋律系の曲はほとんど見当たらず、2ndで顕著なってきたファンク系の
曲がほぼ全編を占める。とは言えメロディの質も下がってはおらず、
ジェフ・スコット・ソートのヴォーカルはこの音楽性と抜群に相性が良い。
特筆すべきは前作まで打ち込みだったドラムが正式メンバーを得たことだろう。
元TREATのジェイミー・ボーガーの加入によりバンドらしい生々しくパワフルな
サウンドになった。マルセル・ヤコブのベースやテクニック全開のギターも
素晴らしい。本作は90年代の北欧「隠れた名盤」だ。
なかなかへヴィになってますが、メロディアスさは失ってませんね。
そして、ファンキーな要素もあり、とてもグルーヴィです。
楽曲はヴァラエティ豊かにそろっていて、質の高い曲ばかりです。
超名盤というわけでもないと思いますが、安心してお勧めできる1枚です。
ヘヴィさが気持ちいい。
聴き応え充分の快心作。
ヘヴィさが気持ちいい。
聴き応え充分の快心作。