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HARDWARE / KROKUS
前作の延長線上といったところで、際立った特徴も感じないのですが、山椒は小粒でピリリと辛いといったところでしょうか。
ギターのリフも「ズズジャズズジャ」じゃなく「ジャンジャラジャン」って感じでヘビーさはないんですけどね。
彼らのアルバムはコレしか聴いたことがないんですが、本作での彼らは、「スイスのAC/DC」。欧州の湿り気は皆無で、タテノリを基本としたロックンロールが並んでます。突出した曲はないけど駄曲もなく、たまに聴きたくなって引っ張り出す、20年来の愛聴盤。
↑それって次作の「悪徳のメタル軍団」の事ではないでしょうか?
このアルバムはAC/DCよりもPurpleのまねっこ風味が強いと思いますよ。
「She's got everything」のギターソロバックのコード進行なんぞ、まんま「Burn」だし、「鮮烈のへヴィーロッカー」もPurple風味満載でしょう。
確かライナーで政則が「超一流の2流HMバンド」と評していましたが、正にその通りだと思います。
