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LET IT BE... NAKED / THE BEATLES
最近発売された新作。「耳悪いんじゃねぇの?」と言われること承知で(笑)、原曲との違いはビートルズに一時期ハマった俺でもはっきり言ってあまりわかりませんでした(じっくり聞き比べればもっとわかるかもしれないが・・・・)。
曲順も変わり、「DIG IT」「MAGGIE MAE」が削られて、「DON'T LET ME DOWN」が加わりました。。
DISC 2の方は、なにやらセッションの様子を録音しただけみたいな感じで俺は楽しめませんでした・・・・。
こうやって新しい音源が出てくると、やっぱりファンとしては嬉しい。
「DIG IT」が無くなったのは残念。結構好きだったんだけどね。
「ACROSS THE UNIVERSE」はコッチのほうが良いね。
『ロング・アンド・ワイディング・ロード』はこちらのほうが綺麗に聞こえます(ポールの声もまた素敵)。
後は特に普通ですw
いらない。
シェパード 2005年3月18日(金)13時58分
これさ〜買ったけどいらないよね
上野田吾作 2006年3月13日(月)22時38分
ポールが想い描いていたレット・イット・ビーって感じですかね。
正直こっちの方が好きです。コピーコントロールなのはオイオイですが…
「アクロス・ザ・ユニバース」が生まれ変わってます。こっちの方がぜんぜんいい!
91点
the Beatlesの新作なのはうれしかったけど、もとの方が良い。
ビートルズのアルバムで最も好きなのが「レット・イット・ビー」なので、多分
気に入らないだろうなと思いながら買って聴いて「やっぱりな」という感じ。
元アルバムの良さはドキュメンタリータッチなところ。つまりは「サントラ」。
それがここにはなく、完全に「曲」として処理されている。それをどう取るかであろう。
個人的には決してキライではないが、なんといっても元アルバムが「耳にこびり付いて
いる」ので「あれもない、これもない」の世界になってしまい、なんとも複雑な所だ。
まあ、でも「アナザーヴァージョン」と割り切れば楽しめますけどね。でも「新作」と
銘打ってしまうのはあまりにあざといと思ってしまう。商魂丸出しね。
イマイチですね、これ正直。
「このCDを買え!」というコーナーであるのを承知の上で批判的な私見を述べさせていただきます。
このアルバム「NAKED」では全くありません。逆に発表されたヴァージョンにいらぬ加工が加わっていたり、スペクターの加工を「放置」したりと、所期の目的を果たしていないように思います。以下、敢えて各収録曲の感想を記します。
1. Get Back
確かにクリアにはなっているが、エンディングをカットしたのが不可解。シングルヴァージョンを収録すべきだった。
2.Dig a Pony
何故オリジナルでカットされていた「All I want is you」のコーラスを復活させなかったのだろうか。まだオリジナルヴァージョンのほうが良い。
3.For You Blue
ジョンのスチールギターの音が小さめになった点が残念。
4.The Long and Winding Road
映画「Let It Be」で聴けるヴァージョン。この曲の持つシンプルな美しさが表れている。このアルバムにおける最大の収穫であり、アルバム「Let It Be」より遙かに素晴らしい。
5.Two of Us
冒頭のジョンのセリフが無くなった点を除けば、何処が違うのか分からない。
6.I've Got a Feeling
スペクターはルーフトップライヴでの録音を(ほぼ)無加工で収録していた。このCDでもその方法を踏襲すべきであった。
7.One after 909
前曲に同じ。
8.Don't Let Me Down
はっきり言って酷い。この曲を収録する必要性の有無がそもそも疑わしいが、敢えて収録するならばシングルヴァージョンのリマスターで良かろう。
9.I Me Mine
スペクターの編集によって曲の長さが水増しされた曲だが、何故かその加工が放置されている(私は『アンソロジー3』で、水増し前の短いヴァージョンが既に発表されていたからだと考えている)。ストリングスはカットされているが…。「Naked」の中途半端さを象徴するヴァージョンかもしれない。
10.Across the Universe
『Let it Be』収録のヴァージョンよりはかなり良い。但し、『Anthology2』に収録されたミックスのほうが個人的には好きだ。
11.Let It Be
実はアルバムの中で最も聞かなかった曲。確かにシンプルにはなっているが、ギターソロは『Let it Be』収録ヴァージョンの方が明らかに良かった。
と、感想を一通り記したところで、私は、スペクター版を聴いた方に「このCDを買え!」と申し上げて失礼します。比較対象としては面白いです。私はスペクターのプロデュースをより評価するようになりました。
ビートルズフリークではないのですが、フィルスペクターVer.よりこのクリアでストレートな感じ
は気にいっています。
「ロングアンド〜」はオリジナルよりこちらが断然いいと思います。
ただこう言うことを言えるのもフィルスペクターVer.があっての話で、
当時このまま出していたらきっと、ポール・マッカートニーのファーストソロのような扱いを受け
単なる寄せ集めのレアトラック集の様な扱いを受けていたかもしれませんね。
このアルバムの発売後「エンジニアの手によって音をばらばらに分け、余分な音を抜き、さらに残った音をきれいに並べなおしたことでより美しく聞こえる」…というような記事を雑誌で読み、思い切り冷めました。
それって全然「NAKED」じゃないじゃないですか?
以来ほとんどこのアルバムを聴いていません。
しかし上で発言されている坂崎張扇さんの解説が素晴らしく、正直また聴いてもいいかな?…という気持ちになりました。
仰るとおりスペクター版を再評価する上での比較対象にすれば、このアルバムを(多少)許せます。
人には勧めませんが。