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LIVE & RARE / RAGE AGAINST THE MACHINE
ライブ自体もさる事ながら、最後に入っている CLEAR THE LANE が最高。
B-SIDEやプロモ盤に収録されていた曲を一枚にまとめて販売したもので、日本限定プレスでした。
B-SIDE集なので、過度の期待は禁物。ファンならば楽しめる物です。
RATMはとにかくライヴが凄いという話を聞いていたので、外道なことにスタジオ盤より先にこっちを買っちゃいました(当時はまだ正規にライヴ盤出てなかったし)。
ただ、すぐ後でスタジオ盤も買いましたが、ライヴの方がずっとパワーがあるという感じもしなかったので、やっぱりこの手の音楽は実際にライヴ会場で盛り上がって聴いた時に初めて本当の凄さが分かるんでしょうね。
それでも(1)〜(10)は、ライヴ盤として今でも楽しめます。寄せ集め音源だけど、意外にそれほど散漫に聴こえません。
(11)「DARKNESS」、(12)「CLEAR THE LANE」というスタジオ録音も、トム・モレロの変態ギターも楽しめて、なかなか美味しい曲で、得した気分です。
やはりRATMのライヴは凄い。音楽のステージってだけじゃなくて、ステイトメント表明の場でもあるようです。オーディエンスに語りかけるのに邪魔だからと、MC中に「スポットライトを外せ」とスタッフに命じるあたり、並々ならぬ気合が覗えます。M7「Zapata's Blood」でサパティスタ運動に言及し(Public EnemyのチャックDもゲストボーカルで参加)、M9でアレン・ギンズバーグの詩を朗読し、M10でN.W.A.のカヴァーを披露したりと、常に巨大な体制と戦う姿勢を崩さない。
もちろんライヴのクオリティも迫力も凄いです。M1「Bullet In The Head」から、トムの変態ギターがスタジオ盤以上に白熱してます。
Live Sideが充実しているのに対しRare Sideが2曲というのは淋しいですが、そこはRATMなので2曲とも出来は文句なし。それに、Live Sideでも十分レアな音源(上記したギンズバーグの詩やN.W.A.のカヴァー)聴けますから。