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FOCUS / CYNIC
雑誌ではテクニカル・プログレッシブ・デスなんて書かれかたしてました。
当時の凄腕ミュージシャンが作り上げた唯一のアルバムですでに廃盤になってるようです。
確かにテクニカルであり、プログレかもしれません。
でもデスメタルというのは少し抵抗があります。スピード、アグレッションが豊富な訳でもないし、只、ヴォーカルがややデスヴォイスというだけか。
複雑な曲構成に何とも言えないメロディ、独特の雰囲気。しっかし不思議な音楽だ。
とっつき悪いけど、何度も聴くうちに味が出てきます。
このバンドのみが持つ音世界なのでもし、CDを見つけたら買って聴いて下さい。
デスヴォイスですが、複雑でありながらもメロディアスな美しくも、神話てきな言葉のなかで哲学的な空間をつくりあげています。美しさに気を取られてしまいがちですが、演奏力は一流です。
まさに彼ら独自の音楽。
(個人的にはDREAM THEATERよりも、完成度、オリジナリティー、共に上だと思います。)
この1枚だけで解散したのが残念です。
再発! やっと聴けた!
浴びるように聴いています。
心地良いリズムトリック、法悦境をさ迷うような美しいリードギター。
デスヴォイス(というか低音咆哮?)と、それより耳に逆らう機械的に歪められた声。
耳慣れないけど美しいメロディがまったく例を見ない形で呈示されます。
論理的に構築された緻密な構築物が知性を食い破ってプリミティヴな鋭さを露わにした感じ。
すなわち“音楽"という快楽の極点です。
「どうしよう、どうしたらいいんだろう…!?」
と混乱しつつも湧き上がる嬉しさに今日も七転八倒するのでした。
さあ、また聴かないと!
テクニカル・デスとかプログレ・デスとか言われた時もありましたが、声が一部濁声なだけで全然デスメタルではないので、テクニカルでメロディアスで個性的な音楽として普通に楽しめると思います。
それにしてもこの音楽性、何と言い表わしたらいいのか…比較の対象を探すのが難しい。本当にユニークなバンドです。
浮遊感のあるメロディと複雑なリズム、現実の感情から遊離したかのようなコーラス…やっぱり変だ。
奇跡的な1枚ですね〜。これだけで解散しちゃったし。
万人向けではないですが、再発されて幻の名盤じゃなくなったし、買うなら今のうち。プログレ・メタルが好きな人はもちろん、他にない先鋭的(激烈度は低いですが…)な音を求めてる人は是非。
どの言葉も当てはまらない、、、無形で不思議な音楽。
表現すべき言葉が見つからない、、、
間違い無く言えることは、これが真なる意味で「プログレッシヴ」な音であると言う事だけ。
フゥ、、、溜息しか出ない、、、
プログレデスとでも言おうか、ジャンル識別が難しい特異な音楽性で、変わった音を求めるヒトは必聴盤。
複雑な曲展開と変拍子、ギターのウネリなどかなり異臭を放っている。
10年以上前の作品で、購入当初は毎日のように聴いてました。今改めて再発盤聴いても新鮮です。
決してエグい音楽性ではなく、オシャレさを備えた不思議な感触のある音です。フワフワした浮遊感がたまらなくイイです。
デスメタルをベースにジャズ、フュージョン、果ては民族音楽まで融合したあまりに個性的すぎる作品。
正しくプログレッシブ。唯一無二のサウンド。完璧。
toryu 2003年9月30日(火)22時44分
名盤ということで聴くのを楽しみにしていました。
「あれ?何だかテクノっぽい気が?」と思ったのは僕だけでしょうか…。
エフェクトのかかったヴォーカルが頻繁に出てくるのが面白いです。
その代わり、デス声は少なめ。もう少し多くても良かったかな。
演奏は複雑怪奇でプログレてます。しかし難解という感じはあまりしません。
演奏に没入していけるような心地よい印象でした。
デスメタルとしての“攻撃性"についてですが、減退気味ながらも攻撃性はそこかしこに
うかがえ、爆音・激音マニア(?)の僕も安心しました。
しかしそれでもやはり総合的には王道的デスメタルとは明らかに一線を画す、
極めて特異な音像です。
言葉では形容し難い音楽とはまさにこの作品だと思いました。
デスメタルバンドの一種と見做されることも少なくないが、ヴォーカルに若干そうした色を残しつつも、
実際にはある種プログレッシヴな味わいすら感じられる先鋭的なサウンドがここでは展開される。
各メンバーの高度な演奏能力に裏打ちされたテクニカルなインストパートと浮遊感漂うメロディが、細密に練られたアレンジの下、
見事に一体化したその音楽性からは、DREAM THEATER辺りにも相通ずる世界観を垣間見ることも可能。
最初は全く理解出来ませんでした(笑)
でも最近、ツボにはまってきた。何回でも聴きたくなる音だなこりゃ。
いわゆるほかのグループでは絶対に聞けないタイプの音楽。その個性を持続し続けるのは至難。これだけのものは一生に一枚しかつくれないだろう。
ばるだみゅ 2004年5月31日(月)16時59分
最初はまったく良さがわからなく、あくびが出るほどだったが
次第に"Veil Of Maya"にハマり、"Celestial Voyage"への流れに感嘆し
"Sentiment"の民俗音楽的メロディに驚き、"How Could I"で打ちのめされた。
全パート、とにかく凄い事になっている。
唯一の欠点は、あまりに先鋭的すぎたことでしょうか(笑)
ボーカルはデスボイスでありながらも、ジャンルとしてはどのジャンルにも当てはまらない不思議なバンド。凄すぎます。
再結成(ついでにChuckの追悼トリビュートライブ)してほしいが、今メンバーがやってること見たら絶望的ですね。
フォロワーがでてこなかったのはどうしてでしょうね。
クリーンの甘いギターがたまらない。
このバンドほどジャンル分けに困るバンドはないのでは・・・。
聴くたびに新しい感動が味わえる、凄いアルバム。
海外サイトでVeil Of Mayaのライブ動画を見ましたが、この人達ライブでもしっかりやってくれてます。
でも、やっぱり一度でいいから生で見たかった…。
空間処理されたクリーントーンギターと退廃的コーラスが本当に印象に残ります。
非常に無機質な透明感と浮遊感。情感とは真逆の位置にある醒め切った美しさ。
商売上も儲けとは真逆の位置(笑)多分(笑)。。よく世にでたなぁ。宝物のひとつ。感謝。
かつてディスクユニオンの鋼鉄魂デスメタルスペシャルで紹介されていたので、デスメタルに興味を持ってから読み返し、いつか買うぞと思いついに購入。
期待を裏切らない凄く新鮮なサウンドでした。①からすでに異世界です。しかし②や⑥あたりでは正統派な感じのカッコいいリフも聴けたり、本当に素晴らしい作品です。個人的には⑦のインストの雰囲気がたまりませんね〜。
全ての楽器が面白いですが、ぽわ〜んとしたベースがまた、この浮遊感に一役買っているかなと思います。
最初は「デスメタルは聴かないなあ。すてようかなあ」と思った鋼鉄魂デスメタルスペシャル。捨てなくてマジでよかったです。捨てていたらこのとても個性的なバンドに会えなかったかも…。
奇妙な音楽を聴きたい方はぜひこのバンドを体験してください。最近は結構中古も見かけますよ!
DREAM THEATERプラスICED EARTHプラスMEGADETHプラスAMORPHISみたいな音??
かっこいいですね。
彼等が残した唯一の作品であり、奇跡的名盤。
今で言うとプログレデスの始祖と言えるのでしょうが、独特の浮遊感とメロディは15年近く経ってもなお、凄まじい個性を放ってます。
正に唯一無二とはこの事。演奏、メロディ、曲展開、歌唱、全てにおいて文句無し。
現在、プログレメタルの枠で語られるバンド群の殆どは影響を受けているといっても過言ではない程の超名盤、是非お試しあれ。(98)
ほぼエクストリームな部分(だけ)が過剰と思えるデスメタルは、個人的にキツイ。
この作品はとても奇妙で、アンビエントさが精神的に楽で気に入りました。
変拍子の複雑なリズムにおいて流れるように自然なプレイが、聴き疲れなくて◎
WATCHTOWERと並んで凄い人達だな〜と思いました。
1993年発表の1st。
2004年にはリマスター盤も出てるみたいです。
どんな音楽か?といわれるとかなり形容しがたいです(汗)
一言で言うならMESSHUGGAH並の変態です、DEATHのプログレな部分をさらに推し進めた感じですかね?
チャックの生み出すメロディとは異質ですがこれはこれで凄いです。
ところで、このバンドはライブ活動も行ってるらしいですが・・・これギター兼ヴォーカルってヤバくないですか?相当大変ですよ?
94点
プログレデスと表現される事が多いがボーカルが若干デス寄りなだけでデスメタルの範疇で語れるサウンドではない。
ハイテクニックながらクリーン且つ神秘的なギター、浮遊感を感じる先の読めないドラマティックな曲展開
イキナリ流れてくる美しくもメロディアスなメロディと唯一無二、どのジャンルにもカテゴライズできない先鋭的で
異質なサウンドを見事に作りあげており圧倒的に個性的でどんな言葉でも形容する事の出来ない
その世界観に意識が吸い込まれるような感覚すら覚える・・・わずかこの1枚を残してバンドは解散したが
その唯一の作品がこれほどの奇跡的名盤とは凄すぎる・・・
こいつらよくね?
ロードランナーで今期間限定で再発しているということで購入し、聴きました。唯我独尊というか、すごいなこれ!BETWEEN THE BURIED AND MEなどをはじめ、今のエクストリームでアバンギャルドなメタルバンドたちは、このアルバムに影響を受けてるのかなぁ〜とか思ったりします。
最初は確かにとっつきにくかった。だが、全ての楽器がしっかりと合わさり、緊張感溢れる細かいフレーズを次々とつないでいく様をイメージするようにしたら、とても聴きやすくなった。耳を引くリフを連発するギターや、叩くというより歌うようなドラムはいつ聴いても新鮮。VOはあまり前面に出ることはなくバッキングみたいだが、そのメロディに手抜きは感じられなく、斬新かつ独創的。
時折耳を休めるようなパートも入るが全体の印象は硬質で、メタル特有の美しさを強く感じさせる。全てが名曲であり、「当時は凄かったんだろうが今は・・・」などとは少しも思わせない傑作だ。
1993年作。
これ買った当時は、「デス」と名のつくモノは片っ端から買いあさって聞いたものだが、
この作品と、PESTILENCEのSPHERESは、正直なんじゃこら?!の世界だった。
今では、当時の自分の未熟さを恥じている。
単なるメタルで片付けられない、深い音楽性がここにある。
これは凄いアルバムですね。恐ろしく高度な音楽性なのでは・・・。
このアルバムを聴いていると、まるで万華鏡の中に迷い込んだような錯覚を覚えます。
暴虐性はあまりなく、ジャズ・フュージョンの要素が強いですが、このサウンドは完全に唯一無二です。
未聴の人は是非聴いてみてください。メタルに飽きたって人に特にオススメです。