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MOZART / MOZART
米国のハードロックバンドのデビュー盤。
バンド名がモーツアルトということで、ネオクラシカル系?と想像してしまいますが、
実際のサウンドは、わかりやすく言えばクイーンのやっている音楽に近い。
キャッチーなメロディーに大袈裟とも言えるほど分厚いコーラス、
オペラ歌手を母に持つというヴォーカルのアダムのその歌唱法は、
やはりフレディーマーキュリーに近い印象を受ける。
クイーンの影響というとヴァレンタインやヴァレンシアなどのオランダ勢がよく名前に挙がるが、
彼らのアプローチはクイーンのもつ美の部分だけであり、クイーンの音楽というよりは、
むしろケイトブッシュあたりに近い感じがするのに対し、
このモーツアルトはトータル的にクイーンに近いロックを感じる。
一言でクイーンのフォロアーと言ってしまえば簡単であるが、
あの偉大なクイーンの音の世界を真似できるバンドなど、はっきり言ってありえない。
悪魔でもモーツアルトはモーツアルトなので、クイーンと比較したりすることは、
とてもナンセンスなのかもしれないが、あえてクイーンを引き合いに出すのは、
モーツアルトが、かなりの才能とセンスの良さを持ち合わせているからである。
グルーブ感たっぷりの①アグレッシブでハードな②ロマンティックな⑤
オペラティックで演劇的な⑧⑨KISSのカバーの⑬などは、
モーツアルトの才能が色濃く表現された、素晴らしいデキの曲である。
クイーンが好きな人は是非一度お試しあれ!
某中古CD屋で見つけて、なんとなく買ったアルバム。クラシック世界のモーツァルトが大好きというわけではないのだが、あまりにもストレートなそのバンド名に魅力を感じてしまった。
どれだけ大仰(良い意味で)なサウンドが流れてくるかと思ったら、意外にも正統ロック系。
たいして期待もせずに買ったのだが、結構楽しめた一枚だった。
興味のある方はぜひ。
Queenの影響を受けたロックといううたい文句で輸入盤で購入。
軽快なテンポで気持ちよく曲展開する。バレンシアなどより直接的に(楽曲の構成独自性)Queen風である。もう少し落ち着いた曲もあればもっと一般受けするのではと感じる。輸入版のジャケットの印刷は悪く、音質もいまいちな感がある。プロダクションをよくすれば開花しそうである。
今でもたまに聞きます。名盤だと思うんですけどね‥
友達でも3人持っているという高確率!!
