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無罪モラトリアム / 椎名林檎
1st。
発売当時、まさかこんなにブレイクするとは思わなかった。
裏声なんだか叫んでいるのか、よく分からない声で熱唱している。
若気の至りでバカなことをやるには度を越していた。
大好き!名盤!
ボクにとっては衝撃を受けた1枚。
他の女性アーティストにはないエゲツないエロチックなテイストが味わえる。
なにやら混沌として残虐性をも感じられる。曲も演奏もグレイトだ!
すっかり洋楽オンリーのリスナーになってしまっていた自分を、
再び邦楽の世界に引き戻してくれたアルバム。
林檎さんの変幻自在(?)のヴォーカルにすっかりハマってしまいましたね。
楽曲も粒揃いで捨て曲無し、特に「警告」は名曲。
ら〜しょん 2004年1月20日(火)14時14分
↑方の言うとおり、捨て曲がない。
この頃の林檎さんには神々しささえ感じる。
私もら〜しょんさんと似たような境遇ですね。
当時、日本人女性でもこれだけの曲が創れるんだと感心したものでした。
全曲名曲です。
99年リリースの1st。
実は後追いで聴きました。
椎名林檎の名前はもちろん知っていたが、私の中では否定的なイメージが先行していたため。
このアルバムのリリース当時、その個性の強さのため賛否両論巻き起こったのは記憶に古くない。
私は「否定派」に与していたわけですが・・・お恥ずかしい。
未だ荒削りな部分も感じられるし、いわばダイヤモンドの原石の状態であるとも言えるかもしれませんが、そんな椎名林檎が力強く歌いあげる姿は、シャナナさんも仰るように神々しささえ感じます。
私は、洋楽に嵌ってからも邦楽はちょこちょこと聴いてはいましたが、(ケチな私に)シングルまで全て買い揃えたいと思わせたアーティストは本当に久しぶりでした。
宇多田ヒカルや倉木麻衣が大ブレイク(?)したときもスルーして通り過ぎちゃった私が見事に全オチした椎名林檎。
彼女は間違いなく20世紀最後のアーティストの一人だし、このアルバムは90年代の日本の音楽を語るときに欠かすことのできない1枚だと思います。
私も全曲好きですね。そして全て名曲だと思います。
椎名林檎。
初めてラジオで「本能」をリアルタイムで聴いたときにはその良さが全く解らなかった。変なねーちゃんがきゃんきゃん吠えているようにしか感じられなかった。
そして今、ハードロックに触れ、聴く音楽の幅が広がり、いろいろ聴いた結果、この良さが解った。すんなりとではない。心のいろんな所に引っかかり、どんどん深いところに落ちてく。そんな感覚を味わえた。自分でもびっくり。
荒っぽく、歌唱法ももう何がなにやら。でも、こんなにロックな女性アーティストは今日本にいないと思う。
みなさんが評価しているとおり、これは大名盤。楽曲も全て良曲。
俺にとって大事な一枚になることだろう。
これを認めない人を私は認めない。
と、いうほどに良い。
初めは個性が強すぎると感じたが、
聴けば聴くほどとりつかれていった。
特に素晴らしいのが、彼女の良さを見事に引き出した演奏と音作りだと思う。
これにじっくりと聴かせられるような歌のうまさがあれば100点満点でした。
1st。
林檎の作品ではこれが一番好き。
想像妊娠でオトコを困らせるような物凄い女の歌の数々が聴けます。
独特の巻き舌と天然微弱ファズがかかったような声が心地良い。
特筆すべきは亀田誠治のベース。
"歌舞伎町の女王""丸の内サディスティック""幸福論(悦楽編)""積木遊び""警告"、2nd『勝訴ストリップ』に収録の"本能"等での亀田のベースは林檎の唄を食うほどの存在感を放っています。
ジャケットの魚眼レンズで細くした林檎のあどけない顔も微笑ましいアルバム。
自らを新宿系自作自演屋と称する彼女は、その空想力(妄想力?)で何種類もの自分の分身である“私"を演じてきた。
このアルバムでは大人への背伸びをしている“私"、ノスタルジーに浸る“私"、強がりな“私"などが描かれている。
そして「モラトリアムな時期にもがく“私"は無罪である」と詠われる本作は、実に爽やかさに満ちている。
トラウマを持つ者なら誰しもこのメッセージに魅了されるだろう(私もその1人でした…)。
勿論、音楽的にも素晴らしい。
シングルでは清々しいテイストだった「幸福論」をノイジーなパンクヴァージョンでブチ壊したり、現代の中島みゆきと言わしめたダークな「同じ夜」など、一筋縄ではいかない。
11曲(41分)があっという間に駆け抜けていく。
…椎名林檎は狂騒だったのかもしれない。
デヴィッド・ボウイはかつて異星からやってきたロック・スター“ジギー"に扮し、その隆盛と破滅を表現しきった。
彼女もまた、宣言どおり3枚のアルバムで“椎名林檎"を葬った。
「ROCK'N'ROLL SUICIDE」である。
私は東京事変はまだ聴いていないが、これで良かったのだと思っている。
いつの日かまた、椎名林檎が再評価される日が来るだろう。
そうでなければならない…。
ゆうにゃん 2005年11月9日(水)21時50分
自分はもともと椎名林檎の独特な感じのメロディが嫌いじゃなかったし、
ただなんとなーく、聴いてみようかなー。。と思って聴いた。
すんげぇわこれ。さらっと聴けるし、詩もいいわ曲もいいわで…。
名盤確定。
邦楽も聴かなきゃダメだなあ、と痛感したアルバム。
日本音楽史に輝く名盤中の名盤。
壮絶なまでに「個性的」な作品。
普通のロックとして聴くもよし、独特の世界に浸るもよし。
初めて聴いた時はなんだこれ?て思うかもしれないけど、何べんか繰り返し聴いてみそ。
段々好きになるはずです。
やっぱ邦楽もええなあ。
昔はそんなに好きでもなかったけど、最近になって聴きなおしたら見事にハマりました。楽曲がいいのはもちろん、林檎さんの歌い方もすばらしい。
椎名林檎というアーティストが織り成す、独特の世界観にどっぷり浸ってます。
たしかに、J-POP史上に残る名盤でしょう。
当時初めて聴いた時は、あまりの出来にぶっとんだのを
覚えてる。個人的には東京事変を含めこれを超える作品を
未だ作り出せてないな、椎名林檎は。戸川純とかも
思い出したりもしたが、あそこまで異常な世界観でも
なくって基本はオーセンテックなロック。
日本のロック史上に残る孤高の存在。
これを聴けてホント日本人で良かったな、と思う。
驚異的傑作。この後どんどん失速していった彼女だがこの作品は神がかってる出来。
よくこんなの作ったなあと感心するほどである。
邦楽好きなら絶対に聴いておくべきだ。
それと椎名林檎は戸川純とよく比べられたりするんだがこの二人、似てるようで全然違うもんだと思う。
荒れそうな話題なので実際に聴いてみれば違いが分かるとだけ言っておく。
今になって思えば、一番"唄"に特化したアルバム。
とは言え、挑発的かつキャッチーながら正体不明なところはすでに
完成形に近い。
女エレカシ的退廃的文学性が薫って芳しい、日本ロックの金字塔のひとつ。