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MIRRORS / BLUE OYSTER CULT
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AORと言ってしまえばそれまでですが、CHEAP TRICKなどを手がけたトム・ワーマンの手腕が見事に発揮された名盤だといえます。名曲「In Thee」等、とにかく全曲を通じて徹底されたPOPさと「The Vigil」でみられるBOC本来の趣きの融合はスゴイ!「Dr. Music」をはじめ、じつはライブで映える曲も多かったりします。世間的にも、本人たちでさえ低い評価を与えているアルバムですが、そんなことで聴かないのは勿体無さ過ぎる1枚です。
しげ 2004年1月10日(土)0時15分

'79年発表。パンクロックの台頭により、恐竜扱いされたバンドの少しもがいている姿が本作に透けて見える。
とはいえ、しげさんが書かれているとおり①はライヴで聴いても素晴らしい。アルバム冒頭を飾るにふさわしいBOCらしい名曲である。もちろん③の出来のよさは言うまでもない。
他の曲の中には一部BOC特有の毒気が足らない物も見受けられる。普通のAORとしては出来は良いのだが。いずれにせよとりあえず捨て曲は無い。
駄作ではない。良質な作品と評価したい。
クーカイ 2004年7月29日(木)16時0分

ウェスト/コースト・ロック風のソフト&メロウなサウンドが、ファンの間で賛否両論を巻き起こした、5th『SPECTERS』の
路線が更に押し進められた、間違いなくBLUE OYSTER CULTの作品史上、最大の問題作と言うべき'79年発表の6thアルバム。
プロデューサーに、CHIEP TRICKとの仕事で知られるトム・ワーマンを起用、ブリティッシュHR的な暗さや重さを
排除したサウンド・プロダクションの下、如何にもアメリカのバンドらしい、抜けるような青空を想起させる、
乾いた雰囲気がアルバム全編を包み込む作風は、従来の屈折した叙情性や劇的さが大幅に薄れ、
ポップでコマーシャル、且つアコースティカルな方向へと大きく足を踏み入れた仕上がり。
その口当たりの甘さゆえ、初めて聴いた時は余り好きになれなかったのだが、どっこい、今ではBOCのアルバムの中でも
五指に入る程お気に入りの1枚である本作。その最大の理由は、やはり強力なフックを備えたメロディの魅力であり、
特に、スウィートで爽やかなバラード③は、このバンドのポップ・サイドの魅力を余す所なく伝える名曲。
また、小粋で洗練された曲展開が魅力の⑤以降、哀メロとへヴィネス、そしてドラマ性のバランスが絶妙な⑥⑦、
LED ZEPPELINを彷彿とさせる(女性コーラスのフィーチュアも効果的な)⑨・・・と、このバンドならではの個性と、
優れたポップ・センスが巧みに組み合わされた楽曲が並ぶ、アルバム後半の聴き応えは半端じゃない。
手っ取り早いヒットを目論むレコード会社の横槍で、ポップでコマーシャルな作風に仕上がってしまったと言われる本作だが、
この楽曲の充実振りを聴くにつけ、メンバーもかなりノリノリで作曲作業に勤しんだんじゃないのかなぁ、と思わざるを得ないわけで。
BOCの作品としては、間違っても最初に聴くべき作品ではないが、かと言って「問題作である」という事を理由に無視するのは、
余りに勿体無さ過ぎる、優れた内容を誇る1枚。
火薬バカ一代 2008年4月16日(水)6時12分

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