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THE HAND IS QUICKER THAN THE EYE / JOSHUA
まずジャケットに笑った。
次にアルバムタイトルに笑った。
しかしメロディーは違った。
例えるなら
“センチメンタルJOURNEY"
「伊代はまだ〜」ではない。JOURNEYを欧州風に泣かした感じだ。
特にB級メタル永遠の名曲②“NOVEMBER IS GOING AWAY"。無敵だ。
友人は“B級アメリカンRAINBOW"と例えた。
グラハム時代のRAINBOWだろう。アメリカマーケットを意識した作品でありながら、欧州のテイスト溢れる名作だ。両アルバムもアメリカでは思った以上に売れなかった。共通している。
しかしこの路線は日本人には絶対ツボだ。
個人的に・・・
キーボードの使い方が大好きだ。例えるならEUROPEの1stのような使い方だ。
※これを書くために、ネットでアルバムタイトルを検索したら・・・なるほど手品用語なんだ〜。結構シャレっ気があるな。なんかアルバムタイトルも好きになってきた(笑)
どの曲もメロディアスでさわやかな感じで○。
↑の方同様キーボードが結構イイ感じです。これがこの作品の爽やかさの素かも。
ロックトゥデイを聞いて、「NOVEMBER IS GOING AWAY」のために
アルバムを買った人、多かったはず。
確かに当時「早弾」だった。
83年発表の彼らのデビュー作。
LAメタル黎明期のアメリカにあって何故かヨーロッパムード満点の作品を発表した彼らは結構期待されていた。政則氏のラジオでも頻繁に“November Is Going Away"はかけられていた様に記憶している。ただ残念ながら時代は明るくポップに弾けたHMを求めたために本国では全くブレークすることはなかった。でもどうなんだろう、その後彼らをさらに早弾きにしたようなインギーが人気を博したのだから、一概に不運で片付けるにはもったいないバンドのような気がする。
音楽業界ってタイミングって本当に大切なんだなぁ、っと今さらながら思わされる。
で、関係ないけど小泉総理の顔観てるとこのジャケットを思い出すのよね。そういう意味でも世に出るのが早すぎたのだろうか(笑)
このダサジャケには、笑わずにいられません。B級臭さがプンプンして、思わずジャケ買いしてしまいます。
中身はメロディアスで良い曲が多くて、ジャケから想像していた(半分諦めていた)中身に比べ、お得感がありました。
お気に入りは(4)「A SONG FOR LISA」ですが、この曲は日本盤ボーナスなのでしょうか? 何となく線の細い声のミートローフって感じがしました。ポップな歌メロが良いです。
「速弾き」ギターで有名なんだけど(確かにカッコいい)、非常に情感豊かな曲を聴かせてくれます。爽快なメロディアス・ハード・ポップ。
↑ 上でみなさんが仰られているように、アメリカンな中にも欧州的風味が漂う音楽性。
バラード「November Is Going Away」はやはり超名曲だと思います。
「A Song For Lisa」のギター・ソロ、カッコいいっス !
LA出身の速弾きギタリスト、ジョシュア・ペラヒア率いるJOSHUAが、'82年に発表した1stアルバム(邦題は『旋風』)。
速弾きギタリストの作品と言っても、イングヴェイのようなネオ・クラシカル路線とも、シュプネラル系のHM路線とも
異なり、その作風は、甘く爽やかなメロディを大々的にフィーチュアした、キャッチーなハード・ポップ路線。
切ないメロディを歌うVoと、心の琴線を揺さぶる繊細なGプレイが、猛烈な哀愁を発散する泣きの名バラード
“NOVEMBER IS GOING AWAY"を収録し、メロディ愛好派のリスナーを虜にした事で知られる本作なれど、
実は、そうしたノリの楽曲はどちらかと言えば少数派ゆえ、メロメロに泣きまくる作風を期待すると、肩透かしを
食う事になりかねないので注意が必要かも。“SHE'S GONE"という珠玉の名バラードを収録しつつも、作品自体は
アメリカン・ロックロール路線をとっていた、STEELHEARTの1stアルバム辺りを想像してもらうと分かり易いか?
とは言え、収録曲の質は間違いなく高く、特に、強力なフックを備えた、繊細なメロディの魅力はかなりのもの。
名バラード“NOVEMBER〜"や、儚く物悲しげな⑥は元より、楽曲に、華やかさや、STYX、BOSTON的なプログレ・ハード風味を
付与するKeyの良い仕事っぷりが光る、仄かな叙情味を漂わせた①④⑤といったポップ・メタル・チューンの心地良さは格別。
ジャケット・デザインはかなり悲惨だが(苦笑)、優れたメロディと、良い曲が沢山詰まった秀作アルバム。