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RISE ABOVE / FORTE
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彼等の4作目。オクラホマ出身のパワーメタルアクト。メタルチャーチを髣髴させてくれる、ソリッドなアルバムです。

全編緊張感が途切れない、集中したいい作品とは思いますが、まあKiller Tuneというのもありません。よく纏まった一枚だと思います。爆走するパートは爽快で、あまりざくざくとした感じではなくて、テンポ良くぶつぶつ、リフの塊が飛んでくる感じがします。国内発売なし。隠れた好盤だと思います。
KUZU 2004年2月16日(月)0時7分

2,3枚目と、様々な迷いを経て、ふっきった末に作り上げた、掛け値なしの最高傑作、名盤だと思う。3枚目で「あまりにアレンジをそぎ落としすぎではないか」と感じたが、こう来るのであれば、それも納得が行く。

言うなれば本作は、アメリカンパワーメタルの「核」に意識を集中させ、その上で究極を目指した作品だと思う。そういう意味では、このアルバムに並ぶものはない。ある意味METAL CHURCHもVICIOUS RUMORSも凌駕しているかもしれない。

「剛」に徹した演奏、楽曲、共に圧巻の一言。個人的には"Fading Away"は十分キラーチューンと呼ぶに相応しいと思うし、"Forgiven"、"Over My Head"でのスロー〜ファストという展開も、この上なくシンプルなのについついグっときてしまうほどドラマティック。David Thompsonのヴォーカルも、ともすれば平坦な印象を受けるが、本作に関しては、丸太のようにひたすら太いその歌こそが、この上なくマッチする。なにより、スクリームが最高に格好いい!!

これだけの内容を誇りながら、本作はアメリカでも、ヨーロッパでも、日本でも、どこでも反響がなかった。ストレートな肉食系パワーメタルの最後の砦だった彼ら。その失敗は、そうした音が、もはや世界のどこにおいても求められていない、という事実をも露呈させてしまったのだ。80年代のスラッシュ/パワーメタルをこよなく愛する身としては、一抹の寂しさがある。このバンドも、本作リリース後、行方が分からなくなってしまった…。

Warlust 2005年2月19日(土)22時37分

硬質なリフ主体のパワー/スラッシュメタル。変に明るくなったりせず、終始ダークでソリッドなメタルをやってくれてるのがウレシイ。プロダクションも実に良好。メタルチャーチより硬派かもしんない・・・。
cri0841 2006年9月17日(日)11時58分

このバンドには珍しく、メンバー・チェンジなしで'99年に発表された4thアルバム。
(世紀末を記念して、イントロに『ターミネーター2』のスコアを配した③のような楽曲を収録)
前作『DESTRUCTIVE』で感じられた迷いを完全に吹っ切ったのか、今回はのっけから、まるで開き直ったかのように
エンジン全開。過去最高にも思えるサウンド・プロダクションのもと、気持ち良いぐらいザクザクと刻まれるリフ、
強靭なリズム隊、シャウト多用の前作から一転、実力をフルに発揮して歌いまくるVoとが一丸となって
アルバム全編をパワフルに疾走しまくる様は、ひたすらに爽快。1st『STRANGER THAN FICTION』以来の
ピュア・パワー/スラッシュ・メタル・アルバムに仕上がっていて、個人的には嬉しい限り。
特に、メロディをしっかりと聴かせる前半〜泣きの入ったGソロ〜疾走パート・・・という劇的な曲展開に痺れる④、
殺気立った高速スラッシュ・チューン⑥、前述の④にタメを張る、これまたドラマチックな名曲⑨、
そして優しさの滲む絶品のバラード⑩といった楽曲は強力極まる。
まぁ、吹っ切れ過ぎて躁状態に入ってしまったのか、少々メロディに湿り気が不足している楽曲もあるにはあるけど・・・。
それにしても、これほど高い完成度のアルバムを作りながら、本作がラスト・アルバムになってしまった
(そして国内盤の発売すらなかったとは)、残念でならない。
火薬バカ一代 2007年2月8日(木)21時29分

先日、苦労の末遂に手に入れた4thアルバム。

前作は、パンテラに影響を受けたと云う点がかなり強調されたヘヴィネス志向のアルバムでしたが、今作はよりストレート且つストイックなものに仕上がっているように感じます。「ソリッドさ」と云う点に於いては上の方々も仰有っているように、METAL CHURCHやVICIOUS RUMORSを彷彿とさせるものがありますね。
結局、これがラストアルバムになってしまったようですが、個人的にはもう一度レヴ・ジェイムズのメロディアスなベース・プレイ(カナーリ好み)が聴きたかった…。
善蜩 2007年6月16日(土)1時13分

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