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220VOLT / 220VOLT
記念すべき彼らの1stアルバム。
数年前CD化(日本のみ)されるまでは『幻の名盤』的扱いをされていました。
内容は賛否両論でしょうが、近年のモダンな音に慣れている耳にはかなり辛いでしょう。
パクったわけでは無いのだろうけど何所かで聴いたことのあるようなGリフ、サウンドもチープ(当時の北欧メタルとしては平均以上)で手放しに褒められた内容では無いと思います。
しかし!好きモノには堪らないマイナー臭を強烈に発散しています。裏ジャケのメンバー写真も初々しくてナイスです(当時メンバーは10代後半〜20歳そこそこだったそうです)。
解説でB!のF木氏が絶賛している“Nightwind"は哀愁たっぷりで良いと思いますが、女性Voの声が結構素っ頓狂で笑えるかも。
今でこそ珍しい事では無いけど女性&男性のツインVoをHMに取り入れようと考えたセンスに一票入れてあげたい。
'83年のスウェーデンのバンドとしては、相当に頑張った部類に入るアルバムではないでしょうか。
私も感想はm.c.A.K.さんと大体一緒です。どこかで聴いたようなリフ、チープなサウンド、イモ臭いヴォーカル、「NIGHTWINDS」の唐突で素っ頓狂な女性Voはまさしく爆笑もの。本当に好きモノにはたまらない音ですね。
でも発表当時の感覚で言えば、名盤扱いだったのも分かるような気がします。ツイン・ギターの奏でる哀愁のメロディは、古き良きヘヴィ・メタルの空気を伝えてくれます。
(4)「GYPSY QUEEN」なんかは、いま聴いても普通に良い曲です。(9)「WOMAN IN WHITE」のギター・フレーズには、なんとなく初期RIOTを思い出しました。