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FIELDS OF YESTERDAY / LILLIAN AXE
大方のLILLIAN AXEファンの期待するとおり、ハードなギターサウンドに
メロディアスな味付けが絶妙なものに仕上がっております。
「LOVE AND WAR」以外は何かいまいちパッとしないこのバンドでしたが、今作はちょいと違います。
1曲目からポジティブさが満ち溢れ、潔い「ふっきれ」が堪能できます。
バラエティにもなかなか富んでいて、最高傑作の2ndに比肩しうると思います。
この時期の再結成バンドのなかで、リスナーの期待にしっかり応えられたのは、
NIGHT RANGERを除くと、このLILLIAN AXEくらいのものでしゃないでしょうか。
ともあれ、もし見つけたらご一考を。
けんしょー 2004年2月18日(水)22時34分
サウンド・プロダクションはお世辞にも良いとは言えない。過去の未発表ナンバーも焼き直しされ収録され、パーツをつなぎ合わせた楽曲もあり音源にはバラツキがある。でも相変わらず、メロディーは抜群に良い。とてもアメリカのバンドとは思えない、ファンの期待するリリアン流の泣きが存在している。でもこのバンド、どこか悲しい泣きの世界を作るのが本当に上手い。しかも、サビは何故か明るくなるという楽曲もあり、ソングライターとしての実力が相当高いバンドである。もし完璧に仕上げていたら、名作「ポエティック・ジャスティス」をも超えた可能性がある。ボン・ジョヴィなんかもそうだけど、ソングライターとしての実力の高いアーティストには、未発表ナンバーにも数多くの名曲が存在する事を証明したような作品である。