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生きていてもいいですか / 中島みゆき
有名な“うらみ・ます"で始まるんだけど、この曲、7分28秒もあるって知ってた?
アルバム・ジャケットにまずキタよなあ。真っ黒な中に白黒のグラデーションのかかった明朝系の書体。
1曲、“キツネ狩りの歌"というポップな曲が飛び出すが、全編、暗い。しかし、この暗さ、本当に暗いのか?確かに“エレーン"の内容に関してはリアルな悲しみがあることをライヴで語っていたし、この最後の“異国"の9分13秒にある世界は認めるけれど、俺は、このアルバムの直接的な暗黒性が気にかかる。
後藤次利との本格的な作業の結果である。
彼女の作品の中でも特にインパクトの大きい作品。
女性の嫉妬や怨念の塊のような作品ながらも、全編を支配する負の感情の合間に安らぐ瞬間がある。
ジャケも強烈だが歌詞も妙にリアルで重い。
ジャケが凄い。
中身も暗い。
う〜む…そんなに好きな作品じゃない。
ファン失格かな。
「蕎麦屋」は、いい。名曲だ。
さしもの天才もついに力尽きる。ここには前作までの才能のほとばしりはない。
あくまでも想像だが、彼女はこの作品を作るに当たってアイディアが出ず、「みゆき=暗い」
というパブリック・イメージを頼ったのではないか?つまりこの作品は結果としてこうなった
のではなく、わざと徹底的に「暗い」ものを狙った上での産物であり、よい曲も多いが、それらは
才能のほとばしりというより、作為的な部分が感じられる。その最たるものがラストの「異国」だ。
この曲の後半、延々と続く真っ暗闇は自殺志願者以外は最後まで聞く事が酷く困難である。この部分が
伝説化していないのは「暗い」と言う事以外なんの感情表現もされていない、つまり作為的に暗い状況を作り出している
のみであり聴き手が感情移入出来ないからである。ここには天才であるがゆえ陥った袋小路でもがく彼女のその後を
暗示している。
チョッパーさん、同感です。
感情移入出来ないなら無理矢理でも移入すればよい。
手首は切り落とせ。
中曽根栄作 2007年10月5日(金)18時43分
なんだかんだで瀬尾一三と組んでからの姐御の方が好きなのだが、やっぱりこの作品はインパクトがある。
みゆき姐って曲は暗くても歌ってる姿は明るいイメージだが
「うらみ・ます」とかは本当に泣きながら歌ってんじゃないかって
思うくらい自分自身が曲の中に入り込んでてヤバイ迫力がある。
「蕎麦屋」が地味に名曲。