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POWERTRIP / LUDICHRIST
ハードコア/スラッシュメタルの大傑作です。
必ずしも万人に受けるサウンドじゃないけど、個人的には発売当時手に入れて卒倒する程のインパクト程受け、今に至るまで毎日聴いているという究極の作品です。
9曲目はイントロの時点で身震いします。
2ndアルバム。
相変わらず自分達だけの、独特の雰囲気というものが感じられる。
全作の方向性を更に押し進め、音的にはクロスオーバーというより、スラッシュに近づいた感じである。
最初から最後まで、神懸りなテクニックがなきゃ不可能な曲展開。
1st同様、歴史に残る芸術作品です。
THRASH / HARD COREの数ある作品の中でも、最も神の領域に近いバンドの一つ。
前作に比べてググッとスラッシュ度をアップさせた、NYのクロスオーバー・スラッシャー、'88年発表の2ndアルバム。
饒舌なVoはラップから、弾けるグルーヴはファンクから、怒涛の突進力はハードコアから、
ハイ・テクニックに支えられた自由奔放な曲展開はジャズから、そして唐突にクラシカルな
インスト曲を披露したりと、様々なジャンルからの影響を巧みに消化して、ユニークな
スラッシュ・メタル・サウンドを創出するその洗練された手腕は、流石、都会派NY出身といった感じ。
アルバム全編に、陽性というかファニーな雰囲気が横溢していて、個人的にはもう少し「陰り」の感じられる音が
好みなのだけど(⑨のようなタイプの曲がもっとあれば・・・)、この個性と質の高さは確かに魅力的。
ただ、モッサリとしたドラム・サウンドには、もう少しキレが欲しかったかな。
折角の疾走感が、だいぶスポイルされてしまっているような気がするのだけど・・・。