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KING OF THE DEAD / CIRITH UNGOL
84年発表の2ndアルバム。ジャケットは骸骨オバケに立ち向かう戦士の図。相変わらず100点満点のカッコ良さです。
本作は1stの頃に比べ、明らかに大仰メタル化が進んでいます。軍隊行進を思わせる「ATOM SMASHER」、イントロが2分以上に及ぶ「MASTER OF THE PIT」、ドラがボワ〜ンと鳴る「DEATH OF THE SUN」、そして極めつけとしてバッハのカヴァー「TOCCATA IN Dm」等。楽曲レベルも向上し、B級ながら、ドラマティックメタルの必聴盤ともいえる内容です。84年といえば、MANOWARが名作「SIGN OF THE HAMMER」を生み出した年でもあります。本作とMANOWARの「SIGN〜」では、クオリティーは雲泥の差ほどもありますが、今の技術でリレコーディングしたら更なる傑作に生まれ変わるのではないかと、ROSAE CRUCIS (MANOWARとCIRITH UNGOLを敬愛する2003年にデビューした新人バンド)のカヴァーを聴いて思いました。今でもカルト的な人気を誇るバンドなんだから、いっそのことまた再結成してSAXONみたいに再録ベスト作ってくれないかなぁ...。
90年前後に、何故か忘れましたが(多分ジャケ買い・・・)買ったのでした。
それにしても、ジャケットと中身の音楽がこれほどフィットしているとは。
ヘタウマどころかヘタヘタヴォーカルなのにこの心地よさは一体なんなんだ?
特に「Fingers of scorn」がお気にです。