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BACK ON THE STREETS / GARY MOORE
78年発売のソロ名義初アルバム。
有名なヒット曲「パリの散歩道」が収められており、今でもG・ムーア氏のメローなギターが堪能出来
る代表曲として有名ですが、やはり作曲者のP・ライノット氏のセンスも光っていますね。アルバム
を通すと全体的にシン・リジィ調のHRとコロシアムⅡ調のフュージョンサウンドの2パターンにて
作られているので若干、統一感には欠けますが聴き応えはある作品かと思います。
こんなにバラエティにとんだアルバムは無い。
ハードロックから、ジャズロック、パンキッシュな曲まで、いろいろなゲイリーが楽しめる。
既にフュージュン畑で一流ミュージシャンとして活躍していたGary Mooreの初ソロ作。
これからHRの世界でその名を轟かせるその直前に発表した過渡期的な作品だけに、上の方々のご指摘どおり「泣きのバラード」「スリリングなフュージョンロック」「勢いのあるHR」等々確かに曲によって色合いがハッキリと異なるゴチャ混ぜなアルバムではあります。しかし個々の曲の完成度がかなり高いので、結構気に入って聴き込んだ記憶があります。
HRとFUSIONが半々の割合で収録されている作品。78年発表。
HRサイドは、永遠の名曲「パリの散歩道」はじめ、切なさ一杯のバラード「ドナの歌」、嵐の如くギターが炸裂する「BACK ON THE STREETS」等、非常に充実した内容。
FUSIONサイドは、純粋にHR/HMだけを好んで聴いていた時期は良さが分からず「?」でしたが、今は大好きです。
GARY MOOREがいよいよHR/HM界に本気で入れ込もうとしている時期の作品で、気合いも充分。何故かこんなランクですけど、聴く順序としては上の上ですよ。
おもわず笑ってしまうくらいにとりとめのないアルバムです。激しいハード・ロックにブルージーな渋いロック、テクニカルなジャズ・ロック、泣きまくるバラード、みんな1枚に詰め込んでます。
予備知識なしで、初めて聴いた人は困惑してしまうことでしょう。私も耳を疑いました。
アルバムとしての構成は変ですが、それぞれの曲の出来は良いので、結局楽しんで聴いちゃいます。
「パリの散歩道」のためだけに買っても良いでしょう。
AREAっぽいフレーズが楽しい「スノー・ムースの飛行」がけっこうお気に入りです。
これまでの彼のキャリアの総集編になっており一定のジャンルにとらわれずさまざまなプレイができる彼の魅力がたっぷり詰まっている。
個人的には泣きのギターソロがたまらなく美しいフュージョン系バラードの「SONG FOR DONNA」が特にオススメ。
もちろん名曲「パリの散歩道」もいいっす !
Gary Mooreを良く知らないけど興味がある人がいたら、
彼一流の泣き、尖った速弾き、センス etc. を十分に
堪能できるこのアルバムか似た構成のSpanish Guitar
を勧めたい。
バラエティにとんでいて、それでいてどの曲も完成度が高い。
ホント、良い曲がそろってます。
ゲイリー・ムーアの魅力を感じることのできるアルバム。
ムッチー 2008年11月29日(土)22時47分
フュージョンっぽいインストも聞きごたえあり。
"クレイジー"の異名をとっていた頃の名残が聴ける作品。
作品としてはまとまりが無いのですが、あれもやりたい、これもやりたい という
ゲイリーの貪欲な姿勢が詰まったアルバムです。
コロシアムⅡを彷彿とさせるジャズロックではまさに"クレイジー"の名にふさわしい
見事な弾きまくり。ここで聴けるのは洗練されたフュージョンではありません。
あくまでクールだけど熱いジャズロックです。
シン・リジィのカヴァー「DON'T BELIEVE A WORD」はオリジナルより、かなりテンポを
落とした渋いアレンジで、近年のライヴでも演奏されてますね。ドラムはそのリジィの
ブライアン・ダウニーが叩いてます。フィル・ライノットとゲイリーのツインでの
歌が聴けるのですが、ゲイリーがフィルに引っ張られて非常に粘っこくなっているのが
面白いですね。
同時期リリースのゲイリー参加のシン・リジィ作品「BLACK ROSE」と比べてみても
面白いと思います。