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CORE / STONE TEMPLE PILOTS
記念すべきSTPのデビューアルバム。「SEX TYPE THING」「PLUSH」「WICKED GARDEN」「CREEP」がヒット。
デビュー時期がグランジ・ブーム勃興後だったり、かなりポップなサウンドだったりしたことが、
後に「商業グランジ」として批判の対象にされしまうが、グランジだろうとなんだろうとカッコ良ければどうでもいいので…
デビュー作ということもあって結構荒削りな感じもするけど、カッコいいアルバム。
'93年発表。1st。
タイトルどおりだ。本作で体現されているものがこのバンドの「コア」である。
このデヴュー作からすでに唯一無二の存在であることを宣言している。
ヘヴィで、ポップで、ダークな格好良いロックバンドが彼等だった。
売れることが悪だというなら、レコードなど作らずトイレの中ででも演奏していれば良いのだ。
売れて何が悪い。良いものを作れば売れるのだ。と言わんばかりに、更にポップな2ndを発表したのは痛快であった(その2ndがB!誌で確か60点台だったのも、別の意味で痛快であった)。
カッコイイ。純粋にカッコイイ。
スコット・ウェイランドっていう希代のヴォーカリストを擁してるだけあって、1stだけど風格がある。
特筆すべきは「SEX TYPE THING」だと思う。後々にも彼らは素晴らしい曲を書いているけど、中でもこの曲はずば抜けている。
「シングルカットがいっぱいある作品=名作」っていう式は結構成り立ってる。
この作品がそう。聞いたら分かる。とにかく聞け。
この作品無しにVELVET REVOLVERの「CONTRABAND」を理解できるわけが無い。
GUNS贔屓のVRファンもスコットと組んでよかったと思わせられると思う。
意外と曲単位じゃ完成度低いけどアルバムとしては緩急をつけた流れが上手いと思う。俗に言う聞かせるアルバムですね。
しかもどの曲も中毒性を帯びているのでとことん聞き込める。
他のメンバーはまだまだなのにスコットのカリスマ性はこのころから異常だったのか・・・。SEX TYPE THINGは最高にかっこいい。
一曲目からこの曲に入るときなんて悶絶もんだ。
CREEPなんかも良かったけどやはりこの曲に尽きる。
★ オレ的世界遺産(ロック部門)認定No.061 ★