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すでに用意されていた想い / 不失者
このアルバムは、75分間のノイズ・インプロビゼーションである。
この空間に入っていけるか、それとも1秒も経たない間にCDを止めるかはあなた次第だと思う。
俺は、全部を聴いた。まだ、理解は出来ていない。いや、理解をするべきものではないのかもしれない。
しかし、重かった。音に透明感があるような気がした。
全1曲、75分。
金属が擦れ合うような、または巨大な怪獣の咆哮のような未曾有の轟音が渦巻いています。
当然ながらメロディーと呼べるものは皆無ですがただのノイズの垂れ流しという訳でもなく "生きた音の塊" といった感じです。
アルバムは唐突に始まり、そして唐突に終わります。
思い浮かべるのはさながら頭から尻尾までどれ位あるか分からない大蛇が延々目の前を横切って行くようなイメージです。
メタルではありませんが超一級のエクストリーム・ミュージックなのは確か、その手の音楽好きなら聴いてみる価値はある作品です。
夢想家・I 2006年4月23日(日)21時56分