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GIRLS WITH GUNS / TOMMY SHAW
Tommy Shawの、ソングライターとしての、ヴォーカリストとしての、
魅力がしっかりとつまってます。
ポップで良質なメロディーを、爽やかなコーラスを幾重にも重ねて歌い、
自身のギター以外にも、キーボードがしっかりと音を味付けしてます。
・・・と書くと、「それじゃ、Styxでやってることと変わんなくないか?」と
思う方もいらっしゃるかもですが、
いやいや、やってそうでやってないんですって、こういう音。
そういう"Styxでやってそうでやってない"曲もけっこう多いので、
Styxより、アルバム1枚の音で描く世界の幅が広いかもしれません。
もうトミーってば本当に天才!!
ということで、当代随一のメロディメイカーが満を持して発表した(と思われる)ソロ作品。
それは反則だろと言わんばかりにキャッチーな疾走アメリカンハードポップのタイトルトラックで始まるこのアルバム。
もちろん捨て曲なんか無いんですが(冗談じゃなくて本当によ)、かと言って無難な曲を並べているわけではなく、8分近くに及ぶ、映画音楽のようにシリアスでドラマティックな大作や、黒人女性コーラス(だったと思う)を起用したハードで都会的な曲だったり、色々やってます。もちろん王道バラードも。
ポップポップじゃまるで片付けられない叙情的なメロディのオンパレードにハードな曲調は、いい意味で期待を裏切られました。こういうカッコいいのが好きなんだ。
ま、トミーは何やらせても一流なんですよ。
下手な産業ロックやらメロハーやら聴いてないで、これ聴いたほうがよっぽどタメになりますよ。