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GREEN / R.E.M.
88年。
雨上がりの草の匂いがする素のロック。
穏やかなメロディの曲が多く落ち着いて聴けます。
でもどこかストレートじゃなくてひねったところがあって耳に引っ掛かる。
この微妙なバランスが不思議な余韻を残す佳作です。
今はどうか分からないけど、80年代末期から90年代半ばにかけてアメリカのナンバー1ロックバンドはREMだと言われていた。
まあ、そんなことはどうでもいいかもしれないけど、この当時のREMの音にはアメリカンロックのあらゆる要素を含んでいたように思います。
ルーツロック/フォークをベースにした土臭さ、ハーモニーの暖かさ、80年代USインディロックとしての「ヒネクレ具合」「ソリッドさ」。
そしてこの「グリーン」ではメジャー移籍を果たし、デビュー当時に比べるとサウンドにもメジャーっぽさというかスケール感が備わりついている。
「グリーン」はREMの全アルバムの中でも屈指のアルバム。「ORANGE CRUSH」を始めとして、
80年代REMのひとつの総決算とも言える作品になっています。ほかにも「POP SONG '89」「GET UP」「STAND」「WORLD LEADER PRETEND」…と名曲多数。