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NEW ERA RISING / ANGELS GRACE
全編落ち着きのある、それでもかなり複雑な展開や、リズムチェンジや、インタープレイがここそこに顔を出します。サウンドを引っ張るのはKeyかと思います。ジャケット同様、海底の雰囲気を漂わせた、優しくて包み込むような深みのある、どこか醒めた音という感じがします。音像はプログレッシブですが、DREAM THEATERよりも更に古い、UKの古典的な手法がメイン、という感じがします。最近のバンドだと、初期ENCHANTに近いかな。疾走とか、パワーメタル臭は殆どしません。
Voは、VANISHIG POINTの人やJohn West氏(ROYAL HUNT)を髣髴させる、この手の音にはよく耳にするタイプの声で、結構上手いです。メロディーを形成するギターリフは重い音を使っては居ますが、Keyの音を立てています。ところが2人のギタリストは、ソロになった途端に、驚異的、メロディック、で、印象的なサウンドを主張してくれます。
ずば抜けた曲は無いものの、全体的に優しいメロディーに彩られた、質の高い癒しのプログレッシブサウンドを、堪能できると思います。