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BACKLASH / BAD ENGLISH
オープニングの「So This Is Eden」そして2曲目の「Stright To Your Heart」と、前作同様「質の高さ」を予感させてくれる2nd。
1〜4曲目や7曲目などは、相変わらずすばらしいセンスだ!
しかし、完成度が高くすばらしいアルバムだった1stと比べると、どうしても見劣りしてしまうのは否めない。・・・同じような曲調のものが多く、「マンネリ化」してしまっているように思う。
また、曲作りにも(2枚目なのに)「迷い、行き詰まり、ネタ切れ」といったところも何となく見え隠れしているような気がします。 ・・・バンド内でもいろいろとゴタゴタがあったのは事実らしいが、そのへんの苦しさが、この作品には出てる感じ・・・。
実際の話、バンド側としてはもっとハードなサウンドでレコーディングしていたつもりだったらしい(ニール談)。 ところが、出来あがってきたものは彼らの求めていたモノとは全く違ったサウンドにされてしまっていた!?・・・というエピソードも・・・
プロデューサー? それともレコード会社? 誰のしわざだったのかは知らんが、実に気の毒な話だ・・・。
まぁ〜、このバンドにはへヴィなサウンドは合わないかなとは思うが・・・
難しいんだよねぇ〜・・・「自分達が作りたいモノ」と「会社側が作りたいセールス的なモノ」そして「消費者側が望んでいるモノ」があるから、アーティストはホント大変だと思う・・・。 ある程度やりたい事やってても、すべてやれてるとは限らずストレスも残る・・・様々な事を考えて作らなければいけない。・・・う〜む、人間社会はそんなもの! なかなかうまくはいかないのです・・・。
そしてこのスーパーグループは、たった2枚のアルバムを残し、惜しくもシーンから消え去ってしまった。 えぇ〜ん(ToT)。。。
・・・今後、この再結成ブームの中でもカムバックする可能性はかなり低いと思われる。 ・・・って言うか、ジョン・ウェイトとニール・ショーンの不仲説もあるからして、ほとんど無いに等しい。
・・・本当にもったいない。。。
1991年、満を持して発表された2ndアルバム。しかし楽曲の良さとは別にリリース直後にバンドは解散してしまった。ツアーもなく「Straight To Your Heart」のBB誌42位以外のシングルは、Featuring:John Waiteの名称が入り完全にバンドが終わった事を物語っていた。残念なのは「So This Is Eden」「Pray for Rain」等、個人的にはアルバムのクオリティは前作を凌ぐ出来であると思うのだが、アルバムは72位(Goldディスク:50万枚)に終わり前作のヒット以上にならず。
この後、John Waiteは再びソロとなり、Neal Schon, Ricky Phillips, Jonathan Cain, Deen Castronovoは2000年にSteve Perryの後任VoにSteve Augeriを迎え新生Journeyで通算16枚目のアルバム「Arrival」を発表している。 最近のインタビューを見ても再結成はまずない!バンド。
91年発表の2nd。
哀愁漂うメロディが秀逸な作品。特に前半の展開が素晴らしい。
ただし、ミッドテンポのロックソングがちょっと凡庸かな。
②は名曲。
86P
僕は個人的にジョン・ウェイトの大ファンなので、この作品も当時は聞き込んだ作品である。1stの延長線上の作品ではあるが、個々の楽曲はシングル向きではないので、どちらかと言わないまでも大人しい作品である。ハードロックというより、産業ロック的な普通のアメリカン・ロックである。でもこのメンバーを見れば判るように、楽曲はよく出来ている。ロン・ネビソンのプロデュースが鋭角的な要素を消してしまっていてもったいない気がするが、楽曲は平均的にクオリティーが高い。新人バンドには出せない渋さと、ツボを押さえまくった楽曲にひれ伏すがいい。このバンドに刺激的なサウンドは似合わない。いい意味でよく出来たアメリカン・産業ロックである。
ジョン・ウェイトのヴォーカルは自分も好きです。
でも前作がロック・アルバムというよりは、もうほとんどジョン・ウェイトのヴォーカルを聴くためのアルバムのようだったことを考えると(でもいい曲は多いです)
本作は前作に比べれば、かなりニール・ショーンのギターが前面に出てきて、ロックバンドらしいエッジがあり、
アルバムとして1枚を通して聴ける、まとまりの良さがあるのでロックアルバムとしては自分はこちらの方が好きです。
どのメンバーもキャリアのある面々であり、演奏能力も作曲能力も折り紙つきなので、落ち着いて楽しめる娯楽作。
確かに音像はいわゆる「産業ロック」的ではあるけど、ここでいう「産業ロック」は別にその音楽を肯定するわけでもなく、否定するわけでもなく、
ただそういう音像だと言っているに過ぎない。そもそも全部のロックバンドに「ロックとしての初期衝動」云々とやらを期待してないよ…
ロックといったって音楽のひとつに過ぎないんだし。スケープゴートにされたジャーニーもTOTOもいい迷惑だと思う。
ん〜ヤングラジオ氏が言うように、ロン・ネビソンのプロデュースが鋭角的な要素を消してもったいない気がするというのもわからない気もしないが、しかし
あえてこのバンドには鋭角的要素はいらないと私も思う。
ニールノギターにジョンの声が乗れば、間違いなくバットイングリッシュの個性がそこに存在するのである。産業ロックって言葉を聴くといらいらするが、
これがいわいる産業ロックの至宝なのであろう。
91年に発表された2作目にして最後のアルバム。
前作と方向性は変わりませんが イマイチ楽曲が退屈な事がセールス的にも失敗に終わった原因でしょう。
決して悪くないのですが、ニールというギターの名手が居るのに
それを生かし切れなかった事が残念でなりません。
前作と比べるとだいぶモチベーションが下がったような印象。
これだけのスーパーバンドが可もなく不可もなくというのはプロデューサーが悪かったのか…??
語り継がれるような名曲が一曲くらいあってもおかしくないがそうでもない。
まずジョン・ウェイトの歌に力強さがない。
単調というか、気迫が伝わらないというか、これが一番の問題だったと思う。
ニールのプレイもいまいち乗り切れていない。
落ち着いた曲調が目立つがそれが気に入らなかったのだろう。
次のハードラインを聴くと理解できる気がする。
職人的でいい曲ばかりなので決して完成度が低いわけでもないんだけどね…
前作には一歩譲るものの、この2ndもなかなかな産業ロックである。ほとんどのメンバー
がジャーニー組なのに、ジャーニーらしさは無く、ボーカル主体のAORと言った感じか。
フォリナーに近いと思うんだが、ハードさが、あまりない。しかし、メロディーは
さすがといったところか。フォリナーが好きならマストだろう。
追記ですが、このアルバムは聴き込みが、ある程度必要です。前作のように1回聴いて
解るような、作品ではなく、何度か聴いていくうちに、いろいろ発見出来ると思います
ジョン・ウェイトの歌いまわしに個性があるので、慣れるまで聴いてみてください。
声質はルー・グラムに似てますが、素晴らしいボーカリストだと解ります。