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TURN THE PAGE / SARGANT FURY
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中古のCDを物色しているとたまたま発見した一品。帯付きで250円。まったく知らないバンドだったが帯にはハッキリと「HARD ROCK/HEAVY METAL」の文字が。そして出身はドイツだと書いてある。さらに裏ジャケにはプロデュースはなんとあのチャーリー・バウアファイントとサシャ・ピートによるものだと載っているではないか!!ならばこれは勿論パワーメタル系の音だろうと勝手に予想し購入、いざ聴いてみると………全く違う。これが全然違うのだ。1曲目のイントロからしてジャーマン・メタルのそれとは全く違うリフが登場し「あ〜ぁ、違うのか」と残念がっていたが、歌メロが始まると同時に「これはなかなか良い」と思った。1曲目は哀愁漂うタイトル曲でなかなか良い曲だ。そのまま2曲目を聴く。今度はジャーマン・メタルのものとは異質だが疾走感のあるノリの良い曲だ。時折聴こえてくるハーモニーはなかなか良い感じだ。
そう、このバンドはいわゆる「ジャーマン系」のバンドではなく、物凄く簡単に言ってしまえばヘヴィさもある正統派ハード・ロック・バンドだったのである。それに曲のヴァリエーションも豊富だ。しかし決して散漫な印象は受けない。バラードも美しくて良い。曲によってはダニー・ボウズに歌って欲しいようなものもある。というか、このヴォーカルの声質がたまにダニーっぽくなるときがある。高めの音を歌ってるときとかが特に。
「これだ!!」という曲が今のところ見つかっていないのが残念だが、各楽曲のレベルはなかなか高い。これはなかなかお薦めなアルバムだ。

ちなみにこのアルバムでは80年代の映画「フラッシュダンス」のサントラに収録されているマイケル・センベロという人の「MANIAC」という曲をカヴァーしているが、疾走感あるハード・ロックに仕上がっていて結構格好良い。自分はその映画を観たことはないしこの曲も聴いたことはないがライナーによると元々はディスコ・ナンバーだったらしい。前作ではABBAの「EAGLE」という曲をカヴァーしていたそうだ。
メタラァ 2004年3月31日(水)16時13分

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