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CONCERTO SUITE LIVE WITH THE NEW JAPAN PH. / YNGWIE MALMSTEEN
スタジオ録音の「新世紀」を聴いて、「これ、本当に演奏会で演奏できるのか?」と思っていたら、やってしまった。流石である。彼以外にこの芸当は考えられない。
しかし。
このCDの聴き所は、その「新世紀」よりも、彼のロックソングのオーケストラバージョンにある。
とくに「BROTHERS」は凄い。スタジオバージョンより何倍も良い。
オケのアレンジがすばらしいから、イングヴェイの奏でるとろけそうなメロディが一層際立つ。
ただし、これをして「純粋なクラシックファンでも楽しめる」と評するのは言い過ぎだ。
指揮者が焦るほどリズム感がアバウトなイングヴェイのギターは、純然たるクラシックミュージック愛好家の耳には少々キビシイだろう。
オケとのタイミングが合わず、ちぐはぐになってしまう場面もしばしばだし、ミストーンも結構多い。それを良しと思えるロック好きにこそ楽しめる企画だと思う。
え?僕ですか?
このアルバムは最高だと思います。
協奏曲「新世紀」のほうはまぁそれなりの内容。しかしオーケストラの演奏をバックに「Brothers」で高らかに歌いあげる、エモーショナルの塊のようなプレイはもはや神業の域。そしてロックライブでお馴染みのパガニーニヴァイオリン協奏曲第四番〜アルビノーニのアダージョのイントロを付け加えたフルサイズの「Far Beyond The Sun」での目一杯のスリリングさは形容する言葉が見つからない程。
クラシックコンサートのはずなのに思いっきりロックしちゃってるギタープレイはご愛敬だが、それを差し引いても素晴らしい内容。僕はこのコンサートを実際に観たが、あぁ、生きてて良かったと素直に思ってしまった。
しかしホントにクラシックコンサートを演ってしまうとはね。似たようなことを演っている連中は多いが、これはイングヴェイ以外には絶対不可能。
DVD観たんですが、泣きました。マジで。
まず最初に泣いたのは、3曲目の「BROTHERS」。
「セブンスサイン」で初めて聴いた時も泣いたけど、今度のは感動度が桁違いに凄い。
号泣モノですよ。
次に泣いたのは、アンコールの「FAR BEYOND THE SUN」。
イントロで度肝を抜かれたかと思えば、あの、お馴染みの「タタタターン」というフレーズが聴こえてきて、もう興奮度は最高潮。
スタジオヴァージョンよりも数段テクニカル、クラシカル、エモーショナルでもう最高。
これを観てあらためてマルちゃん(イングヴェイ・マルムスティーンのマルをとって)の天才ぶりを思い知らされました。
やっぱり、マルちゃん(上の人のマネをしました)は、すごいね、私もDVDで見たのですが、とても感動しました。某バンドもオーケストラと共演して、それも聞きました。良かったです。でもマルちゃんは、オーケストラの一員としてギターを奏でていた。某バンドは、バックバンドとしてオーケストラを従えていた。どっちがすごいか、それは、マルちゃんでしょう。クラッシク好きの友人に両方とも聞いてもらいましたが、某バンドはNo、マルちゃんはYesでした。私もマルちゃんの方がYesです。
王者は凄かった。甲。
「新世紀」の新日本フィルハーモニー交響楽団との共演アルバム。
共演コンサートをすると聴いた時、「ライブでは、どうなるんだろう」とかなり気になりました。
その後、本作が発売され早速聴いてみました。
1曲目は、オーケストラのみの演奏による"Black Star"。
正直、この曲はあまり好きではないのですが、こちらのバージョンを聴いた時は驚きました。
十分、「クラシック」のジャンルとしてもいける出来に仕上がっています。
その後、名曲"Trilogy Suite Op:5"・"Brothers"が立て続けに演奏。
特に"Brothers"は、最近のマルちゃんのギタープレイは不評だとか関係無しに、素晴らしいプレイでした。
そして始まった本編。"Icarus Dream Fanfale"から"Finale"まで入魂のプレイが炸裂
(アコギによる曲では、「プツプツ」としたギターサウンドはいただけませんが)。
そうして終了・・・と思ったら、嬉しいことにアンコールが。
「ALCHEMY」収録の"Blitzkrieg"が新たなアレンジで登場。原曲以上に活き活きと生まれ変わっています。
そして・・・本当に最後となる曲は、あの"Far Beyond The Sun"。
マルちゃんの数々のライブで演奏され続けてきたあの名曲が、
これまた原曲以上に、伸び伸びと美しく奏であげられます。
曲が終わるまで体は動かず、僕はその場に座ったままで固まっていました。
最後の「ジャン!」という音で曲は終わり、客席からは大歓声が!
「新世紀」本編だけでなく、こんな素晴らしいアンコールまでやってくれて、
心からマルちゃん、そして新日本フィルハーモニー交響楽団の皆さんに感謝!
そんなに良くない。というか全然よくないね。ギターの音は荒いしフレーズも聞き飽きたものばかり。オーケストラもなんか覇気のない演奏だし。
スタジオ盤はまだよかったけど・・・
ギターの音が荒いのは、オケに負けないためのイングヴェイの音作りです。聴き飽きたものばかりのフレーズもそれがイングヴェイですから。オケの演奏はハキがあり素晴らしいものでした。(DVDで観ました)
この手のものは分かるまでに時間が掛かる人もいますから、とりあえず1年間聴き込んでみてほしいと思います。話はそれから。そこがスタートラインです。
僕はジャンルこそ違えどプロのミュージシャンです。
耳が悪いみたいに言わないで欲しいです。聴きこんでもダメなものはダメ。
初期のイングベイ聴いたことありますか?このアルバムと比較できないほど素晴らしいですよ。
プロのミュージシャンとか耳の良し悪しはどうでも良くて
これは、感性の違いだと思います。
この作品と初期のイングヴェイとを比較して、どうなるのでしょうか?
そういう人に、この作品を高評価されなくて、逆に良かった。
会場の拍手やギターサウンドも生々しく、ライヴの緊張感がストレートに伝わってきて、とても感動します。
この雰囲気に酔ってしまいますね・・・。
本編のスタジオ版の完全再現もいいんだけど、少し面白みに欠けるかな。
それよりも前後にやった"Trilogy Suite"・"Brothers"・"Blitzkrieg"・"Far Beyond The Sun"のオーケストラアレンジが新鮮ですごくイイ!
もちろん本編もスタジオ版とは違う魅力があって好きですよ。
オーケストラと息が合ってない部分も一部見受けられますが、このワイルドなエレキ(アコギパートもありますが)とオーケストラやクワイアは良くマッチしてると思います。
自分はこのアルバム、とてもいいと思います。
まるでライヴ会場にいるかのような気分になります。