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ROOTS TO BRANCHES / JETHRO TULL
95年発表のこのアルバムは、これまで歩んできたさまざまなTULL史を、
イアン翁独自の枯れた表現方法によって、シックに纏め上げられた傑作です。
何ともいえない落ち着きと、落ち着きの中に光る職人芸。
もはや業です。
曲も粒ぞろい。
決して派手な大作はないんですが、全体が業によって統制支配されたこの作品、
ハッキリ言って一聴の価値は存分にあるかと。
CD時代のアルバムの中では、最も評価されているし、私もその瑞々しいというか、若々しいとも言えるサウンドは大好きなアルバムです。
初期の荒々しさとはまた違い、中期のトラッド寄りとも違う、ベテランバンドならではのしかし本当に若いサウンドは本当に魅力たっぷりです。
これは是非聴いてもらいたいな。