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WORD OF MOUTH / JACO PASTORIUS
81年発表。名盤。
メンバーはJaco Pastorius(Ba)、Herbie Hancock(Piano)、Wayne Shorter(Tenor sax)、Michael Brecker(Tenor sax)、Jack Dejohnette(Dr)、Toots Thielemans(Harmonica)、Bobby Thomas Jr.(Percussions)、Hubert Laws(Flute)ほか。
ジャコ・パストリアスといえばフレットレス・ベースを用い、ベースの歴史に大変革をもたらしたミュージシャンとして有名。
このアルバムでも彼のベース・テクニックの真髄がとくと味わえる。
1曲めcrisisからジャコが飛ばしているんだけど、この曲はジャコがベース・フレーズのみを各ミュージシャンに聞かせて別々にレコーディングさせたらしい。
つまり、編集して初めてどんな曲に仕上がったのかを各ミュージシャンは知ったということであり、そのせいか何とも摩訶不思議なジャミングの曲であるが、かなりかっこいい。
3曲めLiberty Cityなんかは聴けば誰もが「どっかで聴いたことあるな〜」ってくらい有名な曲だと思う。
他にもTHE BEATLESのBlackbirdをカヴァーしたりしてます。でも、ジャコが別の曲にしてしまっている感じもする(笑)。
ベース弾く人は必須、それ以外の人もぜひ聴いてみていただきたい。
2曲目"3-Views Of A Secret"だけで何度泣いたか分かりません。
さすがに「メタル」との共通点など皆無かもしれませんが、ベースという楽器ひとつから見てもこのアルバムは一聴に値するのでは、と思います。
既存のフォーマットから音楽を作っていくのではなくて、どこからか音楽が湧いて出きたんじゃないかみたいなことを感じさせるミュージシャンというのがいます。
まさにこういう人のことを「天才」というのかもしれないです。普通の人にはこんな着想はできないだろうということをやってのける、という。
1曲目からしてブッとんでます。「粗茶ですが」さんのご説明の通りですが「ただの雑音じゃないのか」と聴かれるとどう答えて良いのか分かりません…
…ていうか、このベースってどうやって弾いてんの!?
でも②③あたりは一聴して「あ、いいな」と思える普遍的な楽曲。スゴいことに変わりはないですが…
あと何曲かでフィーチュアされているスティーヴィー・ワンダーっぽいハーモニカが印象的。
この作品が批判を許さないほどの名盤なのかは自分には知る由もないですが、是非一聴してみることをオススメします。