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WINGS OF ANTICHRIST / TRIUMPHATOR
mardukが日本デビューした今、このバンドを出さない訳にはいきません。
そのmardukのドラマーと、feneral mistのVo.によるブラックメタルバンド(プロジェクトか?)。
funeral〜は未聴ですがもろmardukそのままで、mardukのようなスタイルが好みであればまず気に入ること間違いないでしょう。
ただVo.がブラック特有の叫びではなく、どちらかといえばデスメタルの“吼え"に近く、聴いている分にはブラックメタルというよりもスウェディッシュデスのようにも聴こえます。
北欧によくあるタイプのバンドですが、テクニックや極悪さはもちろんのこと、現HYPOCRICYのピーター氏プロデュースにより、他バンドよりも2〜3歩抜きん出てると思います。
中ジャケの血まみれお姉さんや、メンバーショットもかなりきていますが、最後のシークレットトラック的な叫びには要注意。ほんと怖いです!
これは人間の声じゃないよ。
マーダックの新Voのモルトゥース氏がいるという事で、このバンドを知った人も多いのでは。まぁマーダックと似たようなもんだろう、と思っていたが、ちょっと違う印象です。異なるテンションでモルトースがブッ飛んでいるので、気になった人は即BUYしましょう。
FUNERAL MISTのほうはさらにものスゴク、血管沸騰強烈咆哮状態です。歌でも音楽でもないです。あれは。
MAI.K 2005年1月28日(金)19時31分
FUNERAL MISTでAriochの声を気に入り手を出したのですが、本当に買ってよかったと思います。
ここでもAriochは邪悪で苦しそうにがなっています。
ドラムは元MARDUKのフレドリックで、ここでもそのブラスト馬鹿っぷりを発揮しております。
全体的にMARDUKにそっくりなブルータルブラックで、音質も同じような感じですが、あちらよりも邪悪さは上かと思います。
特にラストを飾るGoathorned Abominationや、邪悪なスローナンバーCrushed Revelationなどがそうだと思います。
また、意外にメロウなリフもあって良かったです。ところどころでキュルキュルしたリフを入れてくるのも印象的でした。
あと上でロージーさんも言われてますが、全ての邪気、憎悪を吐き出したような最期の咆哮にはご注意を。まさに悪魔です。
初心者にはきついかもしれませんが、ブルータルブラック好きな方、特に中期MARDUKが好きな方はMUST BUYです。
99年発表の1st。2ndはいつか出るのだろうか…
一聴しての感想は「これ、日本盤出てもおかしくないんじゃ…」でした。
スウェーデン産らしい、DARK FUNERALやMARDUKを思わせるメロウなメロディを所々に
フィーチャーしたブルータルブラックなんですが、リフやメロディなど曲そのものの良さ、
ブラスト含有率の高いブルータリティ、全パートが非常にクリアに聴こえる音質の良さなど
とてもクオリティが高いです。時々入るキュルキュルしたイカレ系の早弾きフレーズも
メタル然としていてかっこいいですし、ブラックのある意味閉鎖的な雰囲気が駄目な人でも
エクストリームな音楽が好きならばきっと気に入るんじゃないかと思います。
このクオリティなら、MARDUK等と同列の評価を得ても良いと思うんだけどなぁ…
本当に、何故つい最近まで廃盤(?)の憂き目に遭っていたのか理解できません。
そして私のお目当てのArioch様のヴォーカルですが…
もしもブラックメタラー達が崇拝するようなサタンが本当にいたとしたなら、自分の意志を
代行させる預言者として彼を地上に遣わしたに違いありません。一応、スタイルとしては
がなり系になるのかな…?ただ他のがなり系と違って、音程の低さが呪文系のAttila並。
この声で絶叫されるとまるで地の底からの喚び声みたいで物凄く不気味です。
喉を潰すようにして邪悪にうめく部分とかもあるし…普通のデス/ブラックのヴォーカルが
怒りや憎しみを外に向かって吐き出しているとしたら、この人は叫びを通じて憎悪を
吐き出し、それを確認・増幅してまた自分の中に取り込みなおしている感じです。
FUNERAL MISTの邪悪さに拘ったヴォーカルも、MARDUKでの派手にがなり散らすヴォーカルも
素晴らしかったし、本当に彼はどのスタイルをやっても、邪悪さが滲み出てきてしまうんですね…もう首っ丈です(笑)
ちなみについ最近ライブやEPの曲を追加して再発されました。
このアルバムずっと探しててなかなか見つからなかったので本当に嬉しい。
という訳で、みなさん買いましょう(笑)。こんな素晴らしいものを放っておく手はないです。
結局再発版も買いました。
再発前と微妙に音質が違ったり、ラストの悪魔咆哮がGOATHORNED ABOMINATIONの後ではなく、HERALDS OF PESTILENCE(ep version)の後に挿入されてたりと微妙に異なってますね。
EP VERSIONの曲が何気にカッコよかったのでまあ良かったかな。
VO.・G.は現MARDUK、FUNERAL
MISTのARIOCH、Drは元MARDUKのFREDRIKといことで、音もそれらしいものに仕上がってます
音質はそこそこ普通、音圧は結構あります。Voは邪悪なブラック声。Gtはブルータルなリフ中心ですが、極たまに耳に残るようなのもあります。DrはMARDUKっぽいです、ほぼブラスト一辺倒。MARDUKもそうですけど、なんかブラストの比率の割には疾走感を感じないんですよね。でもまあ破壊力は十分あります。
良質のブルータルブラックですね。ちょっとおふざけ的な部分もあって、シリアスな雰囲気では無いです。MARDUK好きな人にはオススメです。
スウェーデンのブルータルブラックの1999年1st
自分が持っているのは2006年に出た約25分ものボーナストラックがついてお得の再発盤。
Funeral MistやMardukでも活躍しているAriochの邪悪な存在がこのバンドの醍醐味であると思います。
極悪なVoのシャウトの凄さなど、楽曲ごと邪悪に仕上げています。
ほぼ常にファストパートが鳴り響き、ブルータルなリフからわずかに変化する極展開も絶妙で全てにおいて良いです。
また#8の中盤での物凄い音圧の迫力あるドラミングや、
#6では初っ端からギターがキュルキュル鳴り響き、それを背景におきながら進んでいったり、
このアルバムで唯一疾走していない#5でも邪悪さを十分に引き立てている。
そんな曲の完成度も十分に高いです。
アルバムラストにある無音パートを経ての絶叫もとても凄まじいものです。
このアルバム、国内では案外Amazonぐらいしかなくて、しかもちょっと高かったんですが、本当に買ってよかったと思う好盤でした。
Funeral Mist好きは是非!そしてこのTriumphator好きも是非Funeral Mistを。
凄まじい破壊的暴虐性。聴いてると暴れたくなってくる(笑)