CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
夢幻の果てに / THE ALFEE
オビに「震えて聴け!」とありますが、はい、確かに震えて聴きました(笑)。入魂の力作です・・・が、秀曲と駄曲とが両極端かな。
これだけはマジで名盤です。
高見沢俊子 2005年8月29日(月)21時52分
これは確かに震えて聴けるアルバムです。
当時ヒットしていた一連の流行歌に対するアンチテーゼの意味も込めて作ったという本作は、ALFEE流のプログレ・ハードに特化したアルバム。
PINK FROYD風のイントロで始まる"孤独の影"から全13曲はまさに至高の芸術。
本人たちも、これをライブで再現出来るのか?と、ちょっと悩んだという。
矢張り60〜70年代の音楽を原体験した人は一味違う。
発売日直前の震災で被災したわけではありませんが、「震えて聴け!」というコピーにどうしても気味悪さを覚えてしまいます。
アルバム自体は前半は内省的な歌詞、重い雰囲気を有する曲が多く、後半はポジティヴな曲が多めになっていますが、所謂「捨て曲」が無く、THE ALFEEのもっとも秀逸なアルバムの一つといっても過言ではないでしょう。
12曲目までならば、人によっては聴いていて疲れるアルバムになっているかもしれません。併し、「哀しみの泉」が癒してくれます。