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ARCADIA / THE ALFEE
エスニックハードとか表現されてたと思いますが、この個性のせいで好き嫌い分かれそう。私は好きですねぇ。「Arcadia」「On The Border」辺りが私のツボ。
民族音楽的な要素を取り入れてるアルバムなので初めて聴くと「これがアルフイー?」と思ってしまうかもしれません。しかし良い曲揃いのアルバムだと思います。メタルあり不思議な雰囲気あり心に染みる曲あり。個人的には「流砂のように」「ON THE BORDER」が好きです。
でも、好き嫌いは別れちゃうかな・・・
数あるALFEEのアルバムの中でも、一、二を争うであろうハードなアルバム。
圧倒的な音圧、三声による立体的コーラス、エスニックなアレンジ、ストーリー・アルバムを思わせる歌詞も含め怒涛の展開を聞かせてくれる。
ALFEEは別に"ヘヴィ・メタル・バンド"ではないが、「ARCADIA」のクオリティはその辺のジャパ・メタ勢や海外のバンドなどは到底太刀打ちできないだろう。
世界的な"名盤"と比較しても決して遜色ない素晴らしいアルバムである。
時代に逆らった良いアルバムだと思います。
聴き終わったあとに泣いてしまします。
THE ALFEE屈指の名盤の一つであり、他の作品と比較するとメッセージ性が強く、異質(バブル期の1990年発表という点からも)な作品です。シンセサイザーを駆使したかと思えば、「Count Down1999」のようなメタル曲、「流砂のように」というアコースティック曲と、聴き手を最後まで惹き付けます。とにかく、ヴォーカル及び全体のアレンジが素晴らしい。尤も、このアルバムのカラーゆえに賛否・好みははっきり分かれるでしょう。
個人的にレコメンドするのは「Masquerade Love」、「Rainbow in The Rain」、「On The Border」。特に「On The Border」は隠れた名曲です。歌詞にいろいろと考えさせられます。「アジアの中で生きる」とはどういうことだろうか、そんなことを考える契機の一つになる可能性のある曲です。
他方、タイトル(曲調は全く違いますが)やアレンジにオマージュの要素もあります。特に7曲目のイントロ。
当時はバブル末期、予算をとにかく贅沢に使えたからこそ完成した作品かもしれない。
しかしこのアルバムは凄まじい。
音の密度が非常に濃く、まさしくゴージャスの極み、アルバムアートや歌詞カードも異様な凝り様。
楽曲も高見沢の音楽遍歴の幅広さを濃厚に反映しつつ、パクリのレベルを遥かに超えた、唯一無ニの個性に昇華させている。
しかもこれほど見事にエスニックとハードロックをミックスした例は、邦楽のみならず洋楽全体を見てもそうそう無いと思う。
アルフィーによって造られた新しいロックのジャンルと言っても過言ではない。
褒めすぎかもしれないが、それほどこのアルバムを聴いた当時のインパクトは強烈だった。
今は聴くのは洋楽ばかりで邦楽は全く買わなくなってしまったが、このアルバムだけは別格だと思って今でも聴き続けている。