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DISCIPLINE / CADAVER INC.
極悪ブルータルブラック!
最近のシンフォニックな奴等とは比べ物にならない殺気を感じます。
Voはかなりサタニック、Dsも凄いです!
ブルータルブラック好きは聴くべし!
かなりブラストビートが速い!カンニバルコープスみたいなブルータルデスを想像して買ってみたら、とても得した!ボーカルもなかなかのギャーギャー・ボエボエ声で良い。ギターも頑張っている。掘り出し度高し!
しょっぱなからスパパパパパパというドラムのしばき方にやられました(笑
個人的にはそこまでブルータルさは感じなく聞きやすい部類に入るんじゃないかと思います。
あと全体のこの乾いた雰囲気もいいですなぁ〜
2001年発表の1st。
今まで結構ブラックを聴いてきたと思うんですが、このアルバムほどドラムが素晴らしい
作品は聴いた事がないかもしれません。Aura Noir等にも参加しているCzralという
人物が叩いているんですが、正直言ってこのドラミングを聴いて感動してしまいました。
超豪速のブラストの最中でも金物でアクセントを付けまくってくるので聴いてて非常に
忙しい印象を受けますし、途中リズムチェンジしてもそれに付いて行くどころか、
曲を更にドラマティックに彩るようなフレーズを仕込んできたりして本当に凄い。
ただブラストが速いってだけじゃなくて、フレージングによりリフを際立たせたり
曲に合わせたドラムなのが素晴らしいですね。またバスドラの音が良い感じの大きさなので
ツーバスを連打するとかなりの圧迫感もあって最高です。
音質もクリアだし、本当に聴いていて気持ちの良いドラミングです。
もうドラムを「叩く」というより、「しばき倒す」と言った方がしっくりくるのでは(笑)
ヴォーカルのAppolyonもAura Noir等の人ですね。
AN同様、絶望感すら感じさせる素晴らしい擦れっぷりのがなり声をここでも披露してますが、
こっちの方が捲し立てるような早口の部分が多く、狂犬的な怖さが感じられます。
曲の方はもちろんトレモロリフもありますが、全体的には荘厳さよりも機械的な冷酷さを
強く感じます。個人的には、ちょっとSATYRICONの「REBEL〜」を髣髴とさせる印象ですが、
あっちよりも曲が短く、メロディックなのでもっと取っ付きやすい作品だと思います。
そのリフが炸裂ドラムと合わさると、何とも言えないかっこよさに…。
CzralのドラムはVED BUENS ENDEを聴いて凄みを感じてたんですが、期待以上でした…
曲も素晴らしいですし、個人的には超名盤クラスのアルバムです。
何なんでしょうかこのハイスピード・テクニカル・突貫・血飛沫・メタルとしての鬼のクオリティは。
スラッシュ/デスから引き継いだ残忍で殺傷力の高いリフ・ワークを、90年代ブラック・メタルが培ったブラスト技術+絶叫の手法で彩ったといった趣で、まー、うるさいわ忙しいわ狂ってるわ笑うしかないわですけど、曲は3分台で聴き易い上、展開もブラストに頼り過ぎずメタル的な格好良さもアリときてつまり、初心者スラッシャーからブラックマニアまで全員納得せざるを得ないこの問答無用さ加減は実のところノルウェーの奇跡ではないでしょうか。
私はこれ正直、ブラック・メタルと言わない方がいいと思います。邪悪(Evil)とは言えないし、音質も比較的普通で、マニアのものにしておくべきでないかと・・・いやApollyonは時折発狂しますけど。
無理に例えるなら、1349の「BEYOND THE APOCALYPSE」とORIGINの「INFOMIS INFINITAS INHUMANITAS」を足して2で割った感じですか・・・まー、何が一番狂ってるかといえば、CADAVERの日本盤を出しといてこれは出さなかったトイズ・ファクトリーだと思いますが・・・。
メンバーは、CADAVERからの中心人物Neddo(っていうかAnders Odden。SATYRICONやMAYHEMに少し関わってます。G。)に、"関わったバンド多過ぎ"Czral(っていうかCarl- Michael。Dr。)と、"関わったバンド多過ぎ・その2"Appolyon(Vo)と、無名のベーシスト。
かなり激しいアルバムだと思います。
Czralのドラミングは噂どおり凄いですね。速さは勿論のこと、正確さやフレージングなど言うことなしです。でも、自分的にはFrostのドラミングの方が好きです。
このアルバムの雰囲気は自分が求める邪悪さとはちょっと違いますが、それでも十分な殺気は感じられます。
ヴォーカルはこれまた噂どおり凄いですね。RUPTUREでの狂乱振りには思わずニヤリとさせられました。