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GET OVER IT / MR. BIG
ポールよりコッツェンの方がMR.BIG向きと思わされる一枚。少々、ギターが控えめに聞こえるかもしれないが、じっくり聴くとベスト盤にも近いと思える。
コッツェン 2001年4月22日(日)16時24分
このアルバムは僕にとっては?です。昔のような華やかさもなくなったし、ポールのポップセンスも無くなったし、楽曲のわかりやすさも無くなった。渋い大人のアルバムって感じ。
リッチーも凄腕なので、ポイントではビリーと凄い事してるんだけど、ぱっと聴き分かり難いですな。次作に期待。
俺的には全然駄目だね!全くロックしてないぜ!ポール時代の方が断然カッコイイぜ!
ポール時代のファンが本作を受け入れられないのは当然だろう。
だが作品そのものは過去最高の充実度を誇る。
現代においてはハードロックとは言いがたいがロック色は最も強い。
w0721 2003年8月20日(水)16時55分
ギタリスト一人でバンドはコロッと変わるという好例。
楽曲全体がポール時代よりこぢんまりしたイメージがありますが、
その分ゆったりと聴ける曲が多いのも事実。
ただ好みがもの凄く割れるだろうなー・・・僕は好きです。
ハードチューンを期待しないなら楽しく聴けるでしょう。
時代遅れのMR.BIGサウンドを見事に変えたアルバム。
それ系が好きならば完成度は非常に高いので満足できるはず。
でもダサいころが良かったと思う人は絶対多いはず。
ハードロックを期待する人は絶対肩透かしを喰らうと思う。いつもは一曲目にスピードチューンを持ってきてたが、今回はかなり控えめ。
俺も何回か聴くまでは「これは失敗だろ」と思っていたが、このR&Bっぽさが何度も聴いていくうちにじわじわと効いてきた。
なので、一聴してあまり気に入らなかった人は何回か聴けば良さがわかるかもしれない。何度も言うがこれはハードじゃないので、ハードじゃなきゃちょっと無理という人には淡白すぎてつまらないと感じる思う。
MR.BIGの中では2ndに匹敵する名盤じゃなかろうか。
それまでみたいに弦楽器隊が曲の雰囲気をぶち壊さないので気持ちよく最後まで聴きとおせる。
結成当時に公言していた音楽性をやっと実現した1枚。
何故これが受け入れられないのか分からん。
これこそがオーセンティックなハードロックだ!
ここからMR.BIGの音楽性が変わりますね。
ポール時代のBIGを好きな人はこのアルバムは全く駄目なものになると思う。
確かにぱっとしない曲が多いのも事実。
しかし、聴きやすいアルバムになっているのも否めない。
このアルバムは人によりますわな。
ちなみに私はこのアルバムは結構好きです。
60〜70点といった感じでしょうか。。
そこまでMR.BIGに入れ混んでいるわけでもなかったが、発売日に購入。以来一度も通して聴いたことのなかったこのアルバムを最近聴き直してみた。意外にいい。確かにDaddy,Brother....やColorado Bulldogのようなキラーチューンは存在せず、分かりやすい曲というのもSuper Fantasticぐらい。しかしこのアルバムは一つの作品としてよくまとまっている。最初の二曲、ElectrifiedとStaticは非常にタイトなロックチューンだし、その他の楽曲もアメリカのバンドらしい良質のメロディを持っている。初め自分がこのアルバムを通して聴けなかったのは、どこか地味な印象が拭えなかったからだろうし、言ってしまえばスーパーバンドMR.BIGにファンが求める音ではないのかもしれない。これを地味ととるか、一バンドの一作品として良質のロックアルバムととるか。それは人それぞれだ。自分の場合、これ以前のMR.BIGというのは、楽曲、演奏の質は高いのに、はっきりいって一体なにがやりたいのか掴めないところがあった。サウンドの一本化というのは必ずしも良い事ではないが、アルバム全体に一本筋が通っているというのは重要な事である。ポール在籍時にはその筋というものがみえず、何かばらつきが感じられた。(別にポールが輪を乱していたと言う気は全くない。)これはテクニシャン集団のエゴや才能のぶつかり合いの結果とも取れるだろう。この作品ではそれが見事に払拭され、非常にスムーズな流れを生み出している。リッチーが新たな風を吹き込んだのは当然として、ポールの脱退により余計な力が抜けた事も確かだと思う。
ファンがスーパーミュージシャン集団であるMR.BIGに期待する音とこのアルバムのスケールとのギャップが大きかった故、このアルバムは叩かれた。更にポール・ギルバートというカリスマを失ったことも大きかった。ポール脱退が少なからずファンに「ポールのいないMR.BIGなんて。。。」という先入観を抱かせたことは間違いない。ポールにはそれだけの力があったと言う事だろう。
ポール・ギルバート脱退、リッチー・コッツェン加入後のバンドの方向性を示した一枚。その方向性がファンに受け入れられなかった。ポールの脱退は大きなショックであった事は確かだけど、ややマンネリ気味だった時期でのギタリスト交替はポジティブに考えればバンドに新しい風を吹き込む絶好の機会だったはず。しかし、バンドが提示したものが何ら新しいところのないオーソドックスで地味な音楽だった為、多くのファンを失望させた。ファンはMR.BIGにこういう音楽を求めてはいなかったのに。この音楽性ならMR.BIGでやる必要は無かった。その後一作を経て解散まで行ってしまうのは当然の帰結だったように思う。
曲自体はシンプルだけど味がある曲が揃っており、各メンバーの個性もしっかり発揮されている。リッチーも彼らしいプレーを随所で聴かせてくれている。でもね、このバンドに求めるものって地味ながらツボを押さえたプレーじゃなくて、キャッチーながらテクニカルでテンションが伝わるようなものだったんだよね。バンドのファンからしてみればそこが納得出来なかった。ただそれだけのことなんだと思う。
リッチーは素晴らしい仕事をしているから彼に対しては何の文句も無いんだけど、どうせなら新進気鋭のテクニカルなギタリストを発掘して加入させたほうがバンドとしては長続きしたのかも。
MR.BIGだと意識しないで聴けば普通に良いアルバム。
確かにポール時代のような華やかさはないですね。
しかしこの聴きやすくて素朴な雰囲気は自分結構好きです。楽曲もなかなかに充実してるし、アメリカン・ハード・ロックが苦手になってきた今でもこのバンドは好き。
確かにポール・ギルバートの残した功績はでかい!!僕もポップな彼の曲は大好きだ。しかし、ミスタービッグというバンドの名前の由来にもあるように、このバンドの本来目指してきた音楽ってこのアルバムのような方向だったと思う。そういう意味ではリッチー・コッツェンの加入は大正解だと思う。確かにポップで華やかな曲はない。しかし、こういうソウルフルでブルージーで渋いアルバムはかっこいいね。エリック・マーティンというソウルフルに歌えるシンガーにとってもこういうロックの方が魅力が引き出されると思う
「DADDY,BROTHER,LOVER,LITTLE BOY」に「COLORADO BULLDOG」に「ADDICTED TO THAT RUSH」と、
いきなりこのアルバムに入っていない彼らのテクニカルキラー・チューンを挙げてみたのだが、
これらを単発で聴くとその凄さに頷かされるばかりであるが、
これらを収録しているアルバムごとに聴くと、
(確かに名曲ばかりではあるが)突出した勢い故、どうしても曲間ごとのギャップが
好きになれない気分があった。
しかし、リッチー加入後初のこのアルバムは
ポール在籍の頃のような煌びやかさというのは後退したのかも知れないが、
アルバム全体を通して実に馴染み深いものとなっており、
ブルージーさ溢れるカッコよさがたまらない作品となっている☆
事実、このアルバムを購入して随分経過しているのにもかかわらず、
彼らの作品の中で唯一購入当初からずっと聴いているのだ☆
猿葱がこのアルバムを推す根底に、
MR. BIGに対して(特にポールに)深い思い入れを持っていないことや、
個人的に元々ブルース(ロック)が好きということなどがあるから
すんなり受け入れられるのかも知れないが、
きっと皆さんも長い時間をかけてロックを聴いていくと
このアルバムが必ずなくてはならない一枚になるんじゃないかな思う!
冒頭でこのアルバムにキラーチューンがないような表現になってるけど、
「DANCIN' WITH MY DEVILS」を始めとして
見せびらかさないテクニカルさがたっぷり詰まっているよ☆
リッチーのカッティングがイカしてると思う。 ポールの場合はソロガンガン・バッキングズンズンって感じだったが今回はバッキングがとても細かくソロもバッキングの中のソロって感じだった。 個人的にはそっちの方が好きなので好都合だった。
ポールは長いソロの中に音を詰め込んでいていかにもテクニカルって感じだがリッチーは全く別のタイプと考えて聞いたらいいと思う。
このアルバムが1番好きだったりします。ミックスが悪い気がするけど・・・ リッチーがすごい!!! そして渋い
久々にこのアルバムを引っ張り出して来て聴いていました。
ドライでキャッチーなアメリカンロックが好きな人にはこのアルバムは受け入れ難いかも。
私は↑も好きだが、ブルースロックも好きなのでこのアルバムはメチャクチャかっこいいと思えます。
「地味イコール駄目」という事ではないもんな。
華やかさの代わりに何とも味わい深い大人の渋みが出ましたね。
リッチーはすごいですね。
彼のギター大好きです。
ただ、普通は当然ファンは以前のような音を求めてアルバムを買うだろうから、このアルバムを聴いた瞬間「なんだ、これ?」と思うのは何ら不思議ではない。
これまでの路線とは明らかに違っているのですから…。
ブルージーな楽曲になったことにより、エリックの歌がハマッてくる。しかもリッチーの味あるプレイと乾いた音が最高。ポール時代とは別のバンドとして聴くしかないでしょう。
最高じゃないですかね。ブルージーで。リッチーのボーカルもイケてます。名盤!
ポールのテクニック偏重気味のギタープレイはエリックの深みのある声に馴染んでいないと常日頃思っていたので、リッチーの加入は個人的には願ってもないことだった。
案の定ミスタービッグは全く別のバンドとして生まれ変わり、最高傑作を作り出せたと思う。
リッチーが加入した事でブルージーになったのでは無く前作からブルージーさが増していた。これはエリックの趣味だと思う。リッチーになって完全にブルーズロックになってしまったが、はっきりってブルージーやR&R系のハードロックは嫌いである。渋いとか大人のロックという問題ではない。ミスタービッグがヒットしたのはメロディアスでマイナー調の曲があったから。案の定、次作で解散。エリックはソロに、リッチーは・・・結局リッチー加入は失敗したと思う。テクニック的にみてもポールの方が上だし、リッチーは歌とブルーズギターはうまいかもしれないがハードロックには向いていない。この作品は1回聴いて、趣味に合わなかったので聴いていない。しかし、次作ではメロディアスな楽曲が増えていて、原点に若干戻っている。
『ポール時代とは別のバンドとして聴く』これが正解だと思う。
やはり、80年代後半から90年代にかけてロックに興味を
持った人は、本作のようなムードに対して、良さは
感じないのだろうか。
簡単に言うと、Lean into Itは作りこみすぎ。
GET OVER IT はナチュラルということになる。
私は、中学校以来、洋楽、中でもロックしか聞かず、邦楽には一切
興味がなかった。なぜなら、邦楽は、そのほとんどが作りこみされて
いるからだ。確かに邦楽にもいい曲はある。しかしハードロックの
原点は、思いつくまま、エモ-ショナルにメロディを奏でることだ。
で、本作であるが、リッチーはかなり気ままにやろうとしているが、
どうも周りがそれを許してくれなかったようだ。
よって、適度な作りこみが入っており、逆にそれが本作の完成度を
高めているように思う。
昔からハードロックの名盤というのは、才能あふれるアーティストらが
自分達の思うままにやろうとするが、レコード会社等の周りが
それを許さず、時代や市場にマッチした要素も取り入れることにより
誕生するものだ。
本作の中で、モロ リッチー節が聞けるのは、3曲目のHiding Place
と10曲目のMr. Never in a Million Yearsだろうか。両者ともほとんど
話題にならない曲のようだが、一方
Lean into Itの中でも評価は高くないようだが、例えばNEVER SAY NEVERは、
聴いていて非常に苦しい。どうだろうか?
はっきり言っておく。本作にはダイヤの原石のごとき、クールな曲が満載だ。
個人的には、Lean into Itなんかより、はるかに好きだ。
このアルバムが一番好き
ある意味新しいことしてたと思う
4人の個性が一番良く表れた最高傑作。
僕はポールがいてこその、ミスター・ビッグだと思っている。その考え方はずっと変わらない。楽曲うんぬんよりも違和感がありすぎる内容で、客観的に聞いても楽曲の魅力はあまり感じない。
ポール抜きのミスター・ビッグ........個人的には、認めたくない....。
一応オリジナルアルバムは全部持っているが、リッチー時代のアルバムはつまらん。
こんな風になっちゃうんだったら4thを出した後に解散するべきだった。
リッチーが凄腕ギタリストなのは勿論認めるけど。
いい曲、カッコいい曲、名曲と呼ばれる物って聴きこまなくてもいいと思えるものなんだよね。
聴き込まなきゃ味が出ない曲って、結局退屈な曲って事だと思う。
それがリッチー時代のアルバムに当てはまる。
地味とか渋いとかそういう問題では無い。
じっくりと何度も聴いた上で書き込みます。
上の方も言ってる様に、何度聴いても良いと思えない。心に残るメロディもプレイも聴けない。エリック・シンガーのボーカルはクールだけどね。
以前のハードロックバンド・MR.BIGとは別物と考えないと無理です。
つまらない。
音楽通には受けるアルバムだと思う。
何気に引張り出して聴くことがある。
リッチーは上手いなぁ…。プレイが渋い。
聴きどころは多いし不満はない。
これは年寄りのロックじゃ。若者には受けないだろうな。メロディアスさが無い。ブルージーな普通のロック。これだったら白蛇の方がいいな。リッチーファンには悪いが、リッチー参加のアルバムってぶっちゃけヒットした事ないよね。渋いとかクールとか言ってる人いるけど、ただの音楽通だぞって言ってるだけ。ブルーズはBBキングにやらせてればいいのだ。
追記だが、インギーは北欧と日本でしか売れなかった。だから、日本のエセ音楽通は、アメリカで売れないインギーをただ速いだけとか、手癖ばかりとか、批判をしてた。
ポールも同じ、レーサーエックスで光速ギターとか言われて、同じ評価だった。
しかし、今のインギーはどうだ。G3ツアーのおかげで、アメリカでの成功と知名度が
アップした。インギーがアメリカで見直された。最近ではビルボードにも登場している。正直いって、最近のインギーのアルバムは音悪いし、あまり評判はよくないにも
かかわらず、アメリカで売れてきてるではないか。結局インギー批判の人は何も言えなくなった。インギーやポールは速いだけじゃない。個性や曲作りの才能もあるのだ。
ブルージーで渋み・深みのある、大人のロックだと思います。
自分はいいアルバムだと感じます。
ギタリストがリッチー・コッツェンに代わってますが、エモーショナルなプレイでとてもいいと思います。
エリックのヴォーカルは相変わらず、ホント素晴らしい!
ビリーのベースもブリブリ効いてます〜。
派手じゃないんだけど、味がすごく出てるんじゃないかなと。
落ち着いて聴き込めるアルバムだと思いますよ。
聞き手の好みの差なのか、メンバーの趣味が出すぎたのか……
ブルース・ロックとして聴けてしまう故に、エリックの歌にすら軽さ(パワーが無いとか
下手とかいうわけではない)が感じられなくなり、結果楽しめるようになった、という印象。
リズム隊の二人がアレだからだろう、やたらと重さを感じる。
歌詞・アートワーク含めてかなり好きな一枚。
自分としては、1stのみに存在していたバンドのカラーが瞬間風速的に戻ってきたアルバムだと思う。
だって、もともとのバンド名の由来がTHE WHOなんでしょ?
今の時代にこの路線でずっと続けられたらちょっと反応に困るが、一枚作ってくれる限りには良作。
ついでに。
上の方で少し書かれている「作りこみ」の要素が入った御陰なのか、真性ブルースの
とっつきにくさは漂っていないように思う。ぎりぎり「HR」のレールに乗って、
ブルースっぽいロックをやった、そういう位置づけじゃないだろうか。
そう考えると、本当のブルース親父世代向けでも新世代向けでもなく、バンドが散る頃の時代に
マッチした徒花だったのかもしれない。